高校→大学円滑に接続 カリキュラム開発も 千葉大工と長生高が包括協定

包括協定を結ぶ北村工学部長(右)と見田校長=26日、千葉市稲毛区の千葉大工学部長室
包括協定を結ぶ北村工学部長(右)と見田校長=26日、千葉市稲毛区の千葉大工学部長室

 科学技術教育の向上を目指し、千葉市稲毛区の千葉大学工学部(北村彰英工学部長)と茂原市の県立長生高校(見田豊茂校長)は26日、高大連携事業に関する包括協定を締結した。高校の授業と大学の授業を円滑につなげるため、高校のカリキュラム開発に大学教員が協力することを盛り込んだ。カリキュラム開発を含む高大の包括協定は県内初という。

 長生高校は2010年度から5年間、文部科学省により「スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)」に指定されており、これまでも千葉大工学部の教員を招いた連携授業を数多く行ってきた。

 協定は(1)SSHなどの授業に対する大学側の支援(2)双方による公開講座の実施(3)双方による中・高等教育のカリキュラムに関する協議、協力(4)その他-といった内容。

 協定の要となるのは、大学教員による高校カリキュラム開発への協力。大学側が「こういった知識は高校の間に身に付けてほしい」と考える内容を授業に反映させることで、進学後も授業のギャップに困らず、スムーズに講義を受けられるようになる。「大学側にとっても、(大学に入ってくる)高校生が受けている授業内容を知る機会になる」(北村工学部長)という。


  • LINEで送る