彫刻にスポット 「高村光太郎展」開催 千葉市美術館で8月まで

高村光太郎の彫刻48点などが展示されている企画展=中央区の市美術館
高村光太郎の彫刻48点などが展示されている企画展=中央区の市美術館

 千葉市美術館(中央区)で29日、企画展「生誕130年彫刻家・高村光太郎展」が始まった。「智恵子抄」などの詩や、評論など文筆活動で知られる高村光太郎(1883~1956)は、近代日本を代表する彫刻家でもあった。今展はその彫刻にスポットをあて、現存する60点弱の作品の中から、48点を展示している。

 今展では各地の美術館や個人蔵の作品を集め、まだ10代前半のころの木彫の習作から、晩年に青森県・十和田国立公園の功労者記念碑のために制作した試作裸婦像(1952~53)まで展示。ロダンや交流があった同時代の彫刻家、荻原守衛らの作品も並び、光太郎の彫刻家としての全ぼうや、日本の近代彫刻の素晴らしさが分かる。

 妻・智恵子(1886~1938)が1937~38年に制作した千数百点に及ぶ紙絵の中から、厳選したオリジナル65点も展示。また、同館が所蔵する作品で、光太郎と関係がある作家を紹介する「高村光太郎の周辺」を併催している。

 8月18日まで(7月1日、8月5日休館)、午前10時から午後6時(金、土曜は午後8時閉館)。入館料一般千円、大学生700円。


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