千葉に持ち込まれた「2馬力」 選挙の在り方、問われる時代 当選目指さぬ出馬に葛藤 報道部・島津太彦 【ちば最前線】

 「変な選挙」だった。3月16日に投開票された千葉県知事選では、当選を目的としないと公言する候補者の動向に悩まされた。他の候補を応援する目的で出馬する「2馬力」行為の問題が県内に持ち込まれ、遠く離れた県外で選挙運動が行われるなど、公職選挙法が想定していない事態となった。SNSや動画サイトの普及を背景とした、選挙の在り方自体が問われる時代の実例になったとはいえる。ただ、個人的には葛藤による疲労感が残った。

 告示3週前の2月6日、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)の関係者が県選挙管理委員会を訪れた。同日、県政記者会の担当として県庁での立花氏の出馬会見と、人となりを掲載する「横顔記事」の取材について、別の広報担当者に依頼した。全ての立候補予定者と同様の業務である。

 その夜に「NHK党の立花と申します」との電話が入った。立花氏は同党の方針として、立候補はインタ ・・・

【残り 823文字】



  • Xでポストする
  • LINEで送る