江戸文化で発展「商家町」 かき氷激戦区で脚光も 香取・佐原の町並み 【ふさの国探宝】

 歴史的建造物が立ち並び、江戸情緒が残る香取市の観光地「佐原の町並み」。成田、佐倉、銚子市とともに県内初の日本遺産に登録されている。また、近年は重要伝統的建造物群保存地区を中心とした2キロ圏内にかき氷を提供する店が集まる「かき氷の激戦区」として脚光を浴びている。

 4市にまたがる日本遺産「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」は、利根川水運や街道を利用した物産供給で江戸を支えた一方で、江戸文化を取り入れて発展した「商家の町の佐原」「門前町の成田」「城下町の佐倉」「港町の銚子」として、今もなお江戸情緒を感じられる町並み群と歴史文化が評価された。2016年に文化庁から認定された。

 佐原の玄関口、JR佐原駅は市内に軒を連ねる町屋をイメージした造りで、駅名を記したのれん ・・・

【残り 895文字、写真 1 枚】



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