「妄想」描かれた背景 森鷗外(8) 中谷順子 【房総の作家】

 森鷗外は明治44年(1911年)、「妄想」前半を「三田文学」3月号、後半を同4月号に発表する。49歳になっていた。

 『妄想』は夷隅の日在海岸の鷗外別荘「鷗荘」で執筆された随筆で、「松林の中へ嵌め込んだやうに立てた小家」「只二間と台所とから ・・・

【残り 1075文字、写真 1 枚】



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