新型コロナウイルス情報

イオン、株主総会ライブ配信 感染防止へ「来場控えて」 地銀も座席数減を検討

 新型コロナウイルスの感染拡大防止へ、企業が株主総会への来場自粛を促す動きが千葉県内で広がっている。イオン(千葉市美浜区)は22日開催の総会をインターネットで生配信することで、来場を控えるよう株主に呼び掛け。定員は100人とし、昨年の出席者数の約20分の1に縮小を図る。各社も人の密集を避けるため、座席数を減らしたり、インターネットや書面による事前の議決権行使を促したりと、さまざまな対策を講じる予定だ。

 イオンによると、株主総会を配信するのは今回が初めて。自社のホームページ(HP)に専用サイトを設け、株主総会の招集通知に同封したIDとパスワードを入力すると視聴できる仕組みで、質疑応答も含めて配信する予定だ。意見や質問は事前にHPで受け付け、多く寄せられた質問を中心に総会内やHP上で回答する。

 同社の株主総会は例年幕張メッセ(同区)で行われており、昨年は1951人が出席した。今年は出席者同士の間隔を保つために座席を減らして開催する予定だったが、緊急事態宣言の5月末までの延長でメッセが使用できず、開催場所を本社ビルに変更。会場が狭くなるため定員をさらに縮小し、限定100人とした。定員を超えた場合は、受付開始時に抽選を行う。

 同社は「昨年の出席人数を考えると、会場に来ても入場いただけない可能性が高い。感染回避のためにもなるべく来場を控え、メールでの質問やインターネットでの議決権行使をお願いしたい」としている。

 6月下旬に株主総会を予定する県内地銀3行は、日程や会場は変更せず、座席数を大幅に減らして出席者同士の間隔を保つ方針だ。千葉銀行と京葉銀行は、会場に来場者の体温を検知するサーモグラフィーの設置を検討。千葉興業銀行も非接触型の体温計で検温を行い、発熱があれば入場を控えてもらう。3行とも生配信の予定はないが、千葉銀は総会後の動画配信を検討している。

◆検温、マイク消毒も

 双葉電子工業(茂原市)は定員を例年の半数以下に縮小し、検温も予定。質問の際は株主にワイヤレスマイクを渡していたが、今年はスタンドマイクを使い、質問者が変わるたびに消毒を行う。京成電鉄(市川市)は「特に定員は設けない」とするが、座席の間隔を空けてコロナ対策を取る。

 日本経済団体連合会は14日に示した企業の感染予防対策ガイドラインで、株主総会について「事前の議決権行使を促すことなどで、来場者のない形での開催も検討する」と提唱している。


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