“憧れの魚”手頃な価格で 消費拡大で生産者支援 イオン

需要が減少する高級水産物の応援セールを始めたイオン津田沼店=18日、習志野市
需要が減少する高級水産物の応援セールを始めたイオン津田沼店=18日、習志野市

 新型コロナウイルスの影響で需要が減った高級水産物の消費を支えようとイオンリテール(千葉市美浜区)は18日、カニやウニ、県産イシダイなどを扱う「水産物応援セール」をイオン津田沼店(習志野市)で始めた。訪日観光客の減少や外出控えで、料亭やすし店、旅館などの利用客が減り、市場では高級水産物の価格が下落。スーパーには普段並びにくい高級水産物を手頃な価格で販売して消費者ニーズに応えるほか、漁業関係者の支援にもつなげる。

 同店の鮮魚コーナーには県産のイシダイや、キンキ、バフンウニ、花咲ガニ、車エビといった7種類の水産物が並んだ。値段は通常設定の3割引きから半額ほどで、イシダイは1尾2980円(税抜き)、キンメダイは1尾598円(同)など。来店客は「この値段なら」と、次々にお目当ての魚を手に取っていた。

 20~22日の3日間は、首都圏のほかの一部店舗でもセールを実施。県内ではイオン新浦安店(浦安市)、マリンピア店(千葉市美浜区)が対象で、22日以降も水産物の市況をみながら週末に合わせて行う計画だ。

 イオンリテールの松本金蔵水産商品部長は「外食を控えている分、週末に家庭で少し高級な魚を楽しんでいただければ。水産物の相場が下がらないようわれわれも協力したい」と説明。外出控えでまとめ買いをする客が増え、客単価が上がった反面、日持ちのしない生鮮品の売り上げは5~8%減ったといい、店員が魚の特長や食べ方などを勧められる対面式の鮮魚コーナーがある店舗をセール対象にした。今後、農産物や肉などの応援セールも検討するという。


  • LINEで送る