「農福連携」知って 障害福祉サービス20事業所 千葉駅で産品一堂販売 7日まで

JR千葉駅中央改札外コンコースで開かれた農福連携マルシェ=6日午後、千葉市中央区
JR千葉駅中央改札外コンコースで開かれた農福連携マルシェ=6日午後、千葉市中央区
中里ワークホームは「きゃらぶき」やそばのお菓子を販売
中里ワークホームは「きゃらぶき」やそばのお菓子を販売
ごぶごぶはスモークナッツを用意
ごぶごぶはスモークナッツを用意

 障害福祉サービス事業所で作った農産物や加工食品を一堂に販売する「ちば農福連携マルシェ」が6日、千葉市中央区のJR千葉駅で始まった。農業の人手不足解消と障害者の就労支援を図る「農福連携」の一環。県内の約20事業所が出店し、取り組みの周知や販路拡大につなげる。きょう7日まで。

 県が主催し、今年3月に続き、2回目。6日は16事業所が参加した。中央改札近くのコンコースに特設ブースを並べ、駅の利用者らに自家製の野菜やパン、ジャムなどを売り込んだ。

 館山市の指定障害者支援施設「中里ワークホーム」は、そばを揚げたお菓子や、採取したふきから作った「きゃらぶき」などを販売。同施設では、主に知的障害のある20~60代の約70人が稲作や農産物の加工などに従事。積極的に取り組み、地域住民との触れあいも楽しんでいるという。岡田義之施設長は「農業の高齢化や人手不足の中、地域の担い手として期待されている」と話した。

 知的や身体、精神障害のある20~50代の約15人が利用する鎌ケ谷市の福祉サービス事業所「ごぶごぶ」は、桜やリンゴの木で薫製したナッツを用意。利用者が薫製から瓶詰めまで手掛けた。事業所の生活支援員、岡元仁志さんは「商品を売る場所は少ないので、人通りが多いところで販売できるのは助かる」。商品をアピールしていた飯山正樹さんは「(作業は)社会に出る準備にもなる。自分が作ったものを買ってもらえてありがたい」と手応えを語った。

 マルシェでセロリと、おからパンを買った千葉市花見川区の主婦(76)は「安くて鮮度がよい。農福連携は、障害のある人も能力を発揮できる、よい取り組みだと思う」と話した。

 昨年2月、県内の障害福祉サービス事業所278カ所が回答した県のアンケートでは、農作業に取り組んでいるのが74カ所、取り組んでいないが、興味を持っているのが80カ所だった。各事業所は、品質管理や技術の習得、販路拡大を課題に挙げていた。

 7日は、19事業所が出店する。午前11時から午後7時まで。


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