2019年11月24日 05:00 | 有料記事
9月に千葉県を直撃した台風15号を巡って、県の対応を検証する外部識者会議が22日に初開催され、県の備えや初動時の「危機感の薄さ」に厳しい指摘が相次いだ。県の防災危機管理部長は、地震に対して用意している被害想定が、台風には事実上なかったと釈明。外部検証開始に当たり、県が内部でまとめた検証でも、暴風・大規模停電被害への認識の甘さや被災現場市町村との連携不足、知事・職員らの対応といった課題が次々と浮き彫りになっている。
県の庁内検証チームがまとめ、22日に外部識者に示した報告書は、県による(1)災害対策本部設置前の体制(2)対策本部の設置時期(3)対策本部 ・・・
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