消費税10%、負担増の秋スタート 店舗工夫も千葉県民困惑 制度複雑、ポイント還元…

消費税10%に合わせて、「ポイント還元キャンペーン」が始まった=1日、千葉市美浜区のイオンスタイル幕張新都心
消費税10%に合わせて、「ポイント還元キャンペーン」が始まった=1日、千葉市美浜区のイオンスタイル幕張新都心
コンビニ店のファストフード商品の棚には、税率の区別についての注意事項を掲示=1日、千葉市美浜区の「ミニストップイオンタワー店」
コンビニ店のファストフード商品の棚には、税率の区別についての注意事項を掲示=1日、千葉市美浜区の「ミニストップイオンタワー店」

 消費税率が1日、8%から10%に引き上げられた。公共料金を含む幅広い商品やサービスの価格が一斉に上がり、家計には負担増の秋となる。同時に、千葉県内店舗でも飲食料品などを対象にした軽減税率や、キャッシュレス決済へのポイント還元策がスタートしたが、店先で「一番安い物を買う」と負担感を隠せない消費者は多く、複雑な制度への困惑も目立った。

 増税による消費落ち込みが懸念される中、千葉市美浜区のイオンスタイル幕張新都心では、衣料品や日用品を電子マネーなどで購入した際に通常より多いポイントが付くキャンペーンを開始。イオンのプライベートブランド「トップバリュ」商品の中身を増量する取り組みと併せ「家計支援」を前面に押し出すが、消費者の受け止めはさまざまだ。

 「今まで以上に慎重に買い物をすることになりそう」。同市花見川区の主婦(60)は購入した商品を袋詰めする際にこうつぶやき、手にしたビールは「一番安い物にした」と説明した。商品によって税率が8%と10%に分かれることにも「困る」と頭を痛める。

 同市稲毛区の主婦(71)も軽減税率の適否を巡って「訳が分からない」と困惑顔で足早に店を後にした。

 割り切った声も。同市美浜区の無職の女性(91)は、財政健全化のために増税はやむを得ないという考えで「8%と10%とではずいぶん印象が違うが、無駄遣いをしないよう気を付ければ」。同市花見川区の看護師の女性(29)も「100円商品の税が10円になり、『計算しやすくなった』と思うぐらい」と話した。

 県内に178店を展開するコンビニ大手ミニストップ(千葉市美浜区)の同区の店舗では、軽減税率8%の適用商品なら棚の値札右下に「軽」と表示し、区別しやすいよう工夫した。

 安倍晋三首相は1日、消費増税による経済影響に関し「しっかり注視し、万全の対応を取る」と語った。


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