京成16年ぶり新型車 成田スカイアクセス線・訪日客、バリアフリーに対応 犯罪抑止へ防犯カメラも

京成電鉄が成田スカイアクセス線で導入する新型車両「3100形」のイメージ(同社提供)
京成電鉄が成田スカイアクセス線で導入する新型車両「3100形」のイメージ(同社提供)
車いすやベビーカーでも利用しやすい「フリースペース」を全車両に設ける新型車両「80000形」の内装イメージ(新京成電鉄提供)
車いすやベビーカーでも利用しやすい「フリースペース」を全車両に設ける新型車両「80000形」の内装イメージ(新京成電鉄提供)

 京成電鉄(市川市)は、東京五輪・パラリンピックを来年に控え、訪日客の増加や国のバリアフリー整備ガイドラインに対応した新型車両「3100形」を成田スカイアクセス線で今秋導入すると発表した。同社の新型導入は約16年ぶり。子会社の新京成電鉄(鎌ケ谷市)との共同設計で、同社も今冬に新型車両の運行を始める。

 京成電鉄の新型車両は、京成本線で2003年2月に導入した「3000形」以来。「3100形」は、成田空港と京成高砂を結び訪日客の利用も多い成田スカイアクセス線で今秋にまず8両2編成を導入。来年度以降、車両の更新に合わせて順次入れ替える。

 スーツケースなどの大型荷物を伴う空港利用者が多い実情に合わせ、置き場を確保できるよう各車両に折り畳み式の座席を3~4カ所設置する。乗客同士のトラブルや犯罪の抑止を狙い、同社の一般車両としては初めての防犯カメラを1両に3台ずつ設置する。ほかにも車内でインターネットに接続できる無料Wi-Fiなど訪日客の増加に対応した設備を整える。

 国が定めるバリアフリー整備ガイドラインを踏まえ、車いすやベビーカーでも利用しやすい「フリースペース」を従来の先頭・最後尾車両だけでなく、全車両に設ける。

 外観は、空港などで京成本線との誤乗車を防ぐため、路線図などで使用しているオレンジ色の線が入った車体デザインに。訪日客を意識し、飛行機や沿線の成田山新勝寺、浅草雷門とスカイツリーなどのイラストを取り入れた。

 新京成は「3100形」をベースにした「80000形」を松戸-京成津田沼駅間で6両1編成導入する予定。新型車両は、05年5月の「N800形」以来約14年ぶり。全車両にフリースペースや防犯カメラといった基本仕様は3100形と同じだが、スカイアクセス線とは乗客層が異なるため、スーツケース置き場を想定した折り畳み式の座席は設けない。外観と内装の基調色は、コーポレートカラーの「ジェントルピンク」を採用する。


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