ご褒美チョコに熱視線 話題の「ルビー」千葉県内にも バレンタイン商戦

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試食イベントで皿いっぱいに盛り付けたチョコレートに笑みがこぼれる女性客=1月29日、そごう千葉店
試食イベントで皿いっぱいに盛り付けたチョコレートに笑みがこぼれる女性客=1月29日、そごう千葉店
女性客のハートをつかもうと、新作のチョコレートを用意してそごう千葉店の特設会場に出店した千葉県内洋菓子店のブース
女性客のハートをつかもうと、新作のチョコレートを用意してそごう千葉店の特設会場に出店した千葉県内洋菓子店のブース

 14日のバレンタインデーに向けた商戦が本格化している。カカオ豆の天然成分から誕生したピンク色で今年話題の「ルビーチョコ」が千葉県内百貨店にも登場。大切な人に贈る「本命チョコ」から、女性が自分への「ご褒美チョコ」を購入するイベントへと変化しており、甘い物に目がない女性客らのハートをつかもうと、各ブランドは工夫を凝らした新作のチョコレートをそろえる。

 そごう千葉店は、「バレンタインチョコレートパラダイス」と題し、約800平方メートルの特設売り場を先月30日に開設。国内外の84ブランドが並ぶ。ダーク、ミルク、ホワイトに次ぐ「第4のチョコ」として今年話題の「ルビーチョコ」は、5ブランドが取り扱う。

 特設会場オープン前日には、同店のインターネット会員ら約250人を集めて試食イベントを開催。女性客らは各ブランドを回り、見た目や味を品定めしていた。試食用のチョコを皿に盛り付け、SNSなどに投稿する写真の撮影に夢中になる若い女性の姿も目立った。

 世界の有名ブランドと並んで、県内からは洋菓子店3店が参戦。流山市の洋菓子店「レタンプリュス」はバレンタインに合わせてイチゴ味の生チョコなどの新商品を開発した。熊谷治久社長(40)は「各ブランドの主流である(一口サイズの)ボンボンとは異なる珍しいチョコレートを作った。イベントを機に新しい顧客を獲得できれば」と力を込めた。

 試食イベントに参加した千葉市に住む看護師女性(23)は「話題のルビーチョコや限定商品を探すのが楽しい。職場の人や友達同士で交換するほか、自分用にも購入したい」と声を弾ませた。

 松屋銀座のアンケートによると、1人がバレンタインのチョコに使う総額予算の平均は前年より1200円ほど増加し、約1万2千円。担当者は「インターネット通販で味わえない体験を提供することで、特色を出したい」と期待する。

 一方、チョコが苦手な人への贈り物として、ランドセルなどを製作、販売する土屋鞄製造所(東京)は、期間限定で革製の文房具セット(2万2千円)を売り出した。チョコをイメージした色合いの革素材を使ったメモホルダーやマグネットの“詰め合わせ”を用意し「本物をもらったのかなと思うようなデザインにした」と説明する。