オープンカーで南房総 12月から貸し出し 鉄道利用者増へ JR千葉支社・JR東日本レンタリース

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JR館山駅前で貸し出すマツダロードスター
JR館山駅前で貸し出すマツダロードスター

 JR千葉支社とJR東日本レンタリースは12月から、JR館山駅(館山市)前のレンタカー営業所で、オープンカーを貸し出す。夏に行った試験が好評で、本格的に実施する。東京湾アクアラインの通行料金割引などで、鉄道利用が減少傾向にある中、春の観光シーズンに南房総をオープンカーで楽しむ旅行を提案し、鉄道利用者を増やす。来年3月31日まで。

 貸し出すのは、マツダの人気車種「ロードスター」で、料金は3時間4860円~。同車を含むレンタカー利用者は、地域の物販店などで、割引やプレゼントなどの特典を得られる。

 定住人口が減少する地方でイベントやキャンペーンを開催し、鉄道を利用する観光客を呼び込む“コトづくり”に取り組む同支社。同支社によると、東京湾アクアラインの通行料金割引による高速バス増加などの影響で鉄道利用者は減少傾向。アクアライン着岸地の木更津より南の内房線君津-安房鴨川駅間の乗客は2016年度1日3187人で、1987年度(9331人)の3分の1に落ち込んでいる。また、県南部や東部の観光で、駅から最終目的地までの移動手段が課題となる中、新たなレンタカー需要を開拓し、観光の活性化につなげる。

 6月末から7月初めに試験的に貸し出し、モニター調査した。9日間で延べ29回の利用があり、好評だった。担当は「鉄道で訪れ、オープンカーで観光し、南房総の魅力を知ってほしい」と意気込んだ。