新規開業、リニューアル相次ぐ 住民の“普段使い”ニーズ対応 千葉県内の商業施設

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20日に開業する「フォレストモール印西牧の原」の完成イメージ
20日に開業する「フォレストモール印西牧の原」の完成イメージ

 千葉県内で先月から今月にかけて、商業施設の新規開業やリニューアルの動きが活発だ。スーパーやドラッグストア、100円ショップなどの店舗を充実させることで、近隣住民の“普段使い”ニーズに対応する。

 印西市では「フォレストモール印西牧の原」が20日にオープン予定。スーパー「マルエツ」を中心に、ドラッグストア「くすりの福太郎」、100円ショップ「セリア」、飲食「鳥貴族」など12店舗が入居するほか、学習塾や英会話スクールも誘致した。

 施設を運営するフォレストモール(東京)にとって県内初出店。多田直樹社長は「徒歩圏には既に約1600戸の戸建てやマンションがあり、さらに約400戸の住宅開発が決定している。潜在力を持つマーケットに出店し、千葉の商業関連業界における当社のプレゼンスを高めたい」と出店の狙いを説明する。

 同市ではジョーンズラングラサール(東京)が運営する「BIGHOPガーデンモール印西」が9日にリニューアル。これまでアミューズメントや室内遊園地など子どもが遊べる施設がメインだったが、スーパー「ロピア」やドラッグストア「クリエイトS・D」などを新たに加えた。

 フォレストモールをはじめ、近隣には商業施設が数多く立ち並ぶが、運営会社担当者は「周辺にはマンションや分譲住宅が新たに建っており、ファミリー層が増えている」と、集客に自信を見せる。

 我孫子市では日本リテールファンド投資法人(東京)所有の「あびこショッピングプラザ」が25日にリニューアルする。施設内の60店舗のうち14店舗が新規出店、16店舗が移転・改装。隣接する柏市にららぽーと柏の葉やモラージュ柏、セブンパークアリオ柏などの大型店が集積しており、「行楽ニーズより日用ニーズを高める」(同プラザ担当者)ことで近隣住民に照準を合わせ、差別化を図る。

 携帯電話「ドコモショップ」や生活雑貨「ボンメゾン」、眼鏡「JINS」、そろばん教室などが新規出店。新装前から営業していた店舗でも、書籍「ブックマルシェ」が200坪から250坪、「セリア」が70坪から250坪に増床するなどして利便性を高める。屋外スペースにはベンチを追加。憩いの場として、ペットの散歩などのついでに気軽に立ち寄ってもらう狙いだ。

 先月23日にはベイシア(群馬)が勝浦市に食品スーパーを核とした「ベイシアスーパーセンター勝浦店」を新規開業。「パン屋を入れてほしい」との近隣住民の要望に応え設置したベーカリー&カフェ「ハナカフェ」では、フルーツサンドやコーヒーを販売。「買い物だけでなく、コーヒーを飲んだり買った物を食べたりできるようにして、来店動機を増やしたい」(担当者)と、2階にテラスを設け、景観を楽しみながら飲食できるようにした。

 食料品売り場では勝浦港で水揚げされた鮮魚を扱うほか、総菜売り場でも魚の煮物を用意するなど、勝浦店ならではの品ぞろえも特長だ。