「陣痛!!」電話1本で配車 千葉構内タクシー 4月新サービス

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助産師(右)から妊婦に関わるさまざまな対応を学ぶ運転手=千葉市中央区
助産師(右)から妊婦に関わるさまざまな対応を学ぶ運転手=千葉市中央区

 千葉構内タクシー(千葉市中央区)は4月から、妊婦を対象にした新サービス「うぶごえタクシー」を始める。事前登録した利用者が急な陣痛などに見舞われた場合、電話1本で優先的に配車を受け付け、病院へ送り届ける。妊娠時の利用をきっかけに安心・安全をPRし、さまざまな機会でのタクシー利用を促す狙いだ。同社では運転手を対象に妊婦への対応法を学ぶ講習も行われた。

 同社は千葉市内を主要営業エリアとし、タクシー151台を擁する。規制緩和で競争激化が続く中、新たな需要の掘り起こしへ同社が目を付けたのが妊婦専用サービス。市川・習志野・鎌ケ谷市などのタクシー会社では利用が伸びており、千葉市内の妊婦から望む声もあったことから導入を決めた。

 「うぶごえタクシー」利用者はインターネット上の専用ページやメールで名前、住所、出産予定日、かかりつけの病院などを事前に登録。急な陣痛が起きた際などに無線センターに電話すると、24時間いつでも優先的に配車を受けられる。利用は無料。

 同社は月間100人ほどの登録を見込む。利用者の出産後もメール配信などを行い、チャイルドシート付きタクシーでの定期検診や買い物時の利用を提案する。加藤隆行副社長は「妊娠時の利用をきっかけに、里帰りや子どもの塾の送迎など、ことあるごとに当社を利用するようになってもらいたい」と話す。

 サービス開始を前に、千葉市助産師会の協力で運転手向けの講習会が開かれた。助産師が楽な姿勢の取り方や陣痛・破水があった時の対処法などを説明。重りの入った妊婦ジャケットを着用しての実践演習も行い、適切な対応を身につけた。