中心街から郊外へシフト 新興地区の成長性に着目 木更津の千葉銀支店

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木更津市の中心街から郊外のほたる野に移転オープンした千葉銀行木更津東支店=7日、木更津市ほたる野
木更津市の中心街から郊外のほたる野に移転オープンした千葉銀行木更津東支店=7日、木更津市ほたる野

 JR木更津駅東口前にあった千葉銀行木更津東支店が7日、約3・3キロ東の木更津市ほたる野地区に移転・新築オープンした。さらに西口の木更津支店が来年2月、東支店跡に移転する。銀行の支店が駅前から郊外へと移転するケースは珍しく、深刻な空洞化が進む同市の中心街よりも人口増が続く新興地区の成長性に注目した形だ。木更津支店跡は地域活性化に向けた活用が検討されているが、中心街の求心力低下は止まらぬ一方だ。

 新木更津東支店がオープンした市東部のほたる野地区は1992~2007年に土地区画整理事業(計画面積98ヘクタール)が行われ、計画人口6800人に対し現在約3300人が居住。周辺の請西東、請西南、羽鳥野の各区画整理事業地区にも計約1万人が住む。東京湾アクアラインの通行料値下げで都内通勤者から注目が集まり、今後も旺盛な人口流入が見込まれる。

 地区への商業集積も加速。売り場面積1万平方メートルを超す大型商業施設のアピタやイオンタウンをはじめ、ケーズデンキ、ケーヨーデイツーなどの量販店も集まる。いずれも巨大な駐車場を持ち、車でアクセスしやすい点が支持される一方、買い物客を奪われた中心街は空洞化に拍車が掛かっている。

 新木更津東支店も旧店の5倍近い約70台の駐車場を備える上、ロビーにキッズコーナーを設けて新興地区の若い家族に照準を合わせる。店舗面積は約700平方メートル。プライバシーに配慮した相談ブースや20人を収容できるセミナールームも整備。住宅ローンの融資目標は年45億円を掲げる。