聖地で快進撃を

千葉代表船橋市立船橋高等学校

初戦市船橋 VS 興南(沖縄)
大会第3日 第4試合
8月8日(月)午後3:30

第104回全国高等学校野球選手権大会が6日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。

 本県から15年ぶり6度目の出場をする船橋市立船橋高等学校は、大会3日目(8月8日)の第4試合で興南(沖縄県)と対戦する。

 市船橋は、春の県大会で28年ぶりに頂点に立った。夏は継投策を用いながら全7試合中5試合で逆転するなど勝負強さが目立ち、並み居る強豪校との激戦を制して2007年以来となる聖地への切符を手にした。

 春の県大会を制しても挑戦者としての姿勢を崩さずに夏の県大会に臨んだ市船橋ナイン。甲子園でも勝利を積み重ねるはずだ。

市船橋 甲子園までの軌跡

2回戦

7.12ZOZOマリンスタジアム

市船橋 vs 検見川

4-0

3回戦

7.14ゼットエーボールパーク

市船橋 vs 市銚子

19-8

4回戦

7.18ゼットエーボールパーク

市船橋 vs 千葉明徳

8-1

5回戦

7.21県SC野球場

市船橋 vs 千葉学芸

3-2

準々決勝

7.22県SC野球場

市船橋 vs 中央学院

5-3

準決勝

7.24ZOZOマリンスタジアム

市船橋 vs 拓大紅陵

3-2

決勝

7.27ZOZOマリンスタジアム

市船橋 vs 木更津総合

13-6

チーム一丸、激戦制す

県大会優勝の市船ナイン

森本 哲星

片野 優羽

黒川 裕梧

石橋 夏希

谷藤 汰樹

三浦 元希

石黒慎之助

森本 哲太

三上 慶人

坂本 崇斗

西村壮太郎

須藤 聡太

吉田 有摩

磯部 海人

中村 元哉

大野 七樹

篠崎 大耀

亀田 省吾

江川 煌人

宮 栄太朗

海上雄大 監督インタビュー

甲子園で校歌を歌う

「県代表として頑張る」

 強豪ひしめく千葉大会を制し、15年ぶりの甲子園出場を決めた市船橋。選手は春の県大会優勝からレベルアップを図り、激戦をくぐり抜けた。ナインを率いる海上雄大監督に木更津総合との決勝戦を振り返ってもらい、聖地での目標を聞いた。

 ―木更津総合の印象は。

 「本当に素晴らしいチーム。昨秋に負けた悔しさが市船ナインを成長させました。今夏は木更津総合の越井颯一郎投手と対戦することを想定して練習してきました。成果が出ました」

 ―決勝戦を振り返って。

 「前半は打っても点を取りきれず、苦しい試合になるなと感じました。後半は暑さで両ピッチャーとも球速が落ちてくると予想し、簡単に攻撃が終わらないという意識を持っていました。守備からリズムをつくるチームなのですが、木更津総合がそれを許してくれず、とにかく我慢でした」

 「木更津総合打線は強力で、どの打順からでも点を取ってきます。ですので、ナインには粘り強く点を取られたら取り返せと伝えてきました。バッティングコーチが調整してきた効果も出て、最後まで集中力を切らさずに戦うことができました」

 ―決勝戦では当初、坂本崇斗投手が先発予定でしたが、降雨で順延になり森本哲星投手に変わりました。

 「両投手にヒアリングして、森本哲星投手の状態が良く、球数制限も大丈夫だったので。どちらがリリーフに回っても大丈夫なように練習試合を重ねてきました。後半、森本哲星投手に交代するか尋ねましたが、最後まで投げたいということで任せました」

 ―走塁コーチを務めた宮栄太朗主将の存在が大きいですね。

 「1試合も出場していませんが、チームの柱になっています。けがをしてプレーできない時期に主将になりたいと言ってきました。こういうタイプは今年の代にはいません。苦しかったと思いますが、最後には実になりました」

 ―決勝戦の勝因は。

 「チーム全体で勝利をつかんだ感じです。粘り強く森本哲星投手が投げて、出場した選手それぞれが役割を果たしました。早朝にバッティング練習をした際、3年生が投げてくれて良い調整になりました。スタッフも選手に寄り添って細かい状態まで聞き、能力を引き出してくれました」

 ―甲子園ではどのように戦いますか。

 「新チームが始まったときに立てた目標は甲子園で校歌を歌うこと。とにかく1勝が目標です。挑戦権はもらえました。千葉県代表として恥じない試合ができるように頑張りたいです」

スタンドからダンスで応援

 甲子園のアルプススタンドからエールを送るのはダンス部のメンバーだ。部員のほとんどが運動部の応援に憧れて入部。コロナ禍の影響で今年になって初めて〝夢〟が実現した。聖地でも市船ソウルなどを元気よく踊り、勝利を呼び込むつもりだ。

 ダンス部は2年連続で全国大会に出場する実力派。甲子園では定番の曲「アフリカン・シンフォニー」「チャンス」のほか、新曲の「青と夏」やオリジナルの「市船カモン」「市船ソウル」などを披露するという。

 3年生で部長の落石凜香さん(18)は「優勝できるようにスタンドからパワーを送りたい」と練習に汗を流していた。

【動画】市船ソウル

【動画】アフリカン・シンフォニー

【動画】青と夏

【動画】市船カモン

【動画】チャンス

あいさつ

好きな野球を楽しんで

船橋市立船橋高等学校校長

津田 亘彦

 本校野球部の第104回全国高等学校野球選手権大会の出場に際し、多くの温かいご支援、ご声援をたまわりましたことを厚く御礼申し上げます。

 初戦から相次ぐ接戦を勝ち抜き、県大会春夏連覇を達成するに至ったのも、全部員、スタッフの昨秋からの努力のたまものであると同時に、保護者・ご家族、これまでの伝統を築いてくれた卒業生・指導者、そして日ごろより物心両面において支えていただいております船橋市をはじめとする皆さまのおかげと、改めて感謝申し上げます。

 さて、本校野球部にとっては年ぶり6度目の夏の甲子園出場となります。高校球児にとって特別な響きを持つ「甲子園」という場所で野球ができる幸せをかみしめ、これまで悔しい思いをしてきた先輩や競い合ってきた千葉県の他校の思いも背負って戦ってほしいと思います。

 また、市船野球部は普段の練習から真剣さの中にも野球を楽しむ姿が印象的です。全国の舞台でもぜひ好きな野球を大いに楽しんで、思う存分躍動してきてほしいと思います。

あいさつ

甲子園でも躍動プレーを

船橋市立船橋高等学校 野球部後援会会長

市原 裕明

 市立船橋高等学校野球部の皆さん、15年ぶりの甲子園出場おめでとうございます。

 船橋市、野球部のスタッフ、学校関係者ならびに保護者の皆さまには心よりお祝いを申し上げます。

 市民の皆さまと共に市船野球部を応援する、市船野球部後援会【市船SOUL’s】の記念すべき設立年に15年ぶりの甲子園出場が決まり感無量です。

 この夏の千葉大会でチーム市船が一丸となって戦っている、そんな印象を受けました。

 特に、市船吹奏楽部OBで現在公開中の映画「20歳のソウル」主人公・故浅野大義さんが作曲してくれた応援曲「市船ソウル」がチャンスに響き渡ると、自然とメガホンを叩く力も強くなり、胸の奥がジーンと熱くなりました。

 8月6日から始まる甲子園大会では、これまで積み重ねた練習の成果を思う存分発揮して、一戦でも多く甲子園で躍動する姿を見せてほしいと思っています。

 ますますのご活躍を期待しています。

祝辞

深紅の優勝旗を千葉に

千葉県知事

熊谷 俊人

 市立船橋高等学校野球部の皆さん、第104回全国高等学校野球選手権千葉大会の優勝、そして15年ぶり6度目の夏の甲子園への出場、誠におめでとうございます。

 春の県大会を制し、各校からのマークも厳しい中、チーム一丸となり、168校153チームの頂点に立たれました。

 特に決勝戦は、春の選抜甲子園大会出場校である強豪の木更津総合高等学校を相手に、初回から点の取り合いとなり、手に汗握る熱戦を繰り広げました。幾度となく苦しい場面がありましたが、最後まであきらめない全力プレーで、終盤に見せた底力は見事でした。

 全国大会では強豪ひしめく千葉県の代表として、自信と誇りを胸に戦い、ぜひ深紅の大優勝旗を持ち帰ってください。

 皆さんの躍動感あふれるプレーが、630万県民に勇気と感動を与えてくれることを期待しています。

祝辞

歴史に新たなページを

船橋市長

松戸 徹

 市立船橋高等学校野球部の皆さん、15年ぶり6度目の夏の甲子園出場、おめでとうございます。

 168校153チームで争う、全国でも有数の激戦区である千葉大会で、市船は春の県大会優勝の勢いそのままに、粘り強い守備から全員がつなぐ打線で甲子園への切符をつかみ取りました。

 3年間、コロナ禍で練習が十分にできない中、一戦一戦全力を出し尽くしたプレーは甲子園に憧れる野球少年をはじめ、64万市民に勇気と元気、感動を与えてくれました。選手、監督、コーチをはじめ全ての関係者に心から拍手を送るとともに、一緒に応援してくれた皆さんに感謝申し上げます。

 甲子園では、全国の強豪を相手に今まで体験したことない大観衆の中でのプレーとなります。日頃の練習成果をいかんなく発揮し、先輩たちが作ってくれた素晴らしい市船野球部の歴史に新たな1ページを記してくれることを期待しています。

 神応援曲「市船soul」と共に市船旋風を巻き起こし、悲願の「深紅の大優勝旗」を目指して頑張れ、市船!