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「自分が死ぬほど嫌いだった」「それでアイドルかよ」あか抜けない少女が別人レベルの変化でアイドルに

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牧野なな子さん

 あか抜けない女の子が劇的な変化を遂げて人気アイドルに…まるで少女漫画のような設定だが、それを地で行く女性たちがいる。美意識向上に乗り出した理由はそれぞれだが、さまざまな努力や葛藤を経て、現在の容姿を手に入れるまでの経緯には、共感できる人もきっと多いはず。現役アイドルと、アイドル活動を経た後、現在は他分野で活躍している2人の女性に、そのエピソードについて話してもらった。

【画像】「こんなに食べるの!?」寿司桶を抱える牧野なな子さん「これでアイドル?」と言われてた時代のショット

■「早く死んでしまいたい」自暴自棄だった少女が劇的チェンジ「“自身を客観視”することが重要」

 最初に紹介するのは、アイドルユニット“I MY ME MINE”のメンバーとして活動中の百千もねさん。自身の顔にはつねにコンプレックスを抱いていたそう。「視力が悪かったこともあり、小さいころから目つきが悪くて。よく“怖い”とか“睨んでるの?”と言われていたので、特に目元にコンプレックスを抱いていました。でもパーツだけでなく、自分の顔そのものが嫌いだったので、毎日、鏡を見ては落ち込んでいた記憶があります」。

 自己嫌悪のひどかった彼女が、どのような経緯でアイドルを目指すことになったのだろうか? 当時の彼女は自暴自棄で、毎日のように「早く死んでしまいたい」と思っていたという。そして死を意識したとき、脳裏に浮かんだ“人生の最後にやっておきたいこと”が、人生を変えたんだとか。「どうせ死ぬのなら、その前に一度、アイドルになりたい…という気持ちになって。その道を志すようになりました」。結果的にそれが生きる活力となり、今に至るというわけだ。

 そうして精力的に活動し始めたもねさんだが、さまざまなオーディションを受けては落ちる…という経験をしたことで、より自身の容姿と向き合えるようになったという。

 「自分の顔は大嫌いだったけど、“可愛くない”と思っていたわけじゃないんです。なので、オーディションにも受かるだろうと思っていたんですけど、結果が出なかったんです。そこで初めて“私は可愛くなかったんだ”ということに気づきました。自分の容姿を客観的に認識できるようになって、“改善していかないと!”という意識が生まれたんです」。

 容姿改善においては、“自身を客観視できる視点”が重要だと話すもねさん。「人は鏡を見るとき、顔全体を見ているつもりでも、じつはいちばん自信のあるパーツまわりにしか目が行っていないことが多いんです。それをちゃんと認識して、顔全体を客観的に見る訓練をすることで、メイクのクオリティがどんどん上がっていきます。メイクのコツが分からない…という人は、ぜひ一度、試してみてください」。

■「アイドルと名乗るのはおこがましいのでは…」容姿に悩んだ時期を経て奮起

 続いて紹介するのは、アイドル活動をしていた2015年当時と、女優やモデル、MCなど、さまざまな分野で活動している現在の写真の比較ツイートをアップしていた牧野なな子さん。当時の容姿については、自身でも“あか抜けていなかった”と思っていたんだそう。「こんな見た目でもアイドル活動をしていました(笑)。周りのアイドルはみんなきれいな子ばかりで、鏡を見るたびに“自分がアイドルと名乗るのはおこがましいのでは…”と感じていました」。

 アイドル活動をしていた当時はまだ学生で、学校ではよく「その見た目でアイドルかよ」と言われ、悔しい想いをしていたようだ。しかしその気持ちがあったからこそ、「陰口を言った相手を見返したい!」と奮起できたそうで、真剣にダイエットや美容に関する勉強に取り組み、現在の容姿を手に入れたんだとか。

 容姿に対するいじりはステージ上でもあったそうで、アイドル活動時は“いじられキャラ”のポジションに甘んじることが多かったという。「“アイドルなのにデブ”や、“ぜんぜん可愛くない”といったことをしょっちゅう言われていました。それでも諦めずに続けてこられたのは、応援してくださったファンの皆さんのおかげです。もしそれが無かったら、もっと早いうちに気持ちが折れていたでしょうね」。

 ダイエット期間中は思うように体重が落ちず、ストレスがたまることもあったそうだが、いちど食生活や運動のリズムができてからは、辛さを感じることもなく、順調に痩せていったという。そうして別人レベルの変化を遂げ、現在に至るわけだが、容姿改善後は周囲からの反応も劇的に変化したそうで、とくに男性陣の反応は180度逆転したのだとか。

 「アイドル時代から面識のある方たちからは、“あのときはふざけて、容姿をいじってゴメンね”とか、“ずっと努力していたんだね”といったことを言われて。最初は“何をいまさら…”みたいな感情がこみ上げてくると思ったんですけど、いざ、そうした言葉をかけてもらえると、ずっと抱えていたわだかまりが一気に吹き飛んで、すごくスッキリしました。今はもう、アイドル活動はしていませんが、芸能のお仕事には誇りをもって取り組んでいるので、もっと大勢の方に知っていただけるよう、これからもがんばりたいです」。

取材・文=ソムタム田井