ORICON NEWS


絨毯に手で描いた「次元」が異“次元”のクオリティ、裏側にあの声優への思い

  • LINEで送る

絨毯に描かれた『ルパン三世』の次元大介(写真提供:あぎとぅさん)

 Twitterに投稿された、『ルパン三世』に登場する「次元大介」の絵を絨毯に描いた“絨毯アート”の写真が「異次元のクオリティ」だと話題に。絨毯の毛の流れを変えたり、毛並みを逆立てたりして、濃淡をつけて描かれた“絨毯アート”。この作品は32.8万件のいいねを集め、「凄すぎて思わず凝視してしまった」「これは消すのがもったいない」と、多くのコメントも寄せられた。制作者のあぎとぅさん(@agito0219)は、これまで600以上の作品を制作してきたという。絨毯アートを始めたきっかけや魅力、上手に描くコツなどについて話を聞いた。

【画像】「再現度がすごい!」優しく微笑む『鬼滅』キャラに緻密すぎるガンダム、“立体アート”まで…絨毯アートの数々

■手とポイントカードを使用し細部まで再現、「次元」制作の背景には声優への特別な想いも

――絨毯に描いた「次元」が大きな反響を呼び、多くのコメントも寄せられました。

【あぎとぅさん】「異次元のクオリティ」とか「異次元の上手さ」とか「異次元レベルの作品だ」とか。みなさん“異次元”って、うまいこと言うなぁと感心しました。


――「次元」といえば、約50年間「次元」の声優を務めた小林清志の勇退が発表されました。今回の作品を描かれた背景には、作品や声優への想いもあるのでしょうか。

【あぎとぅさん】その通りです。小林清志さんが大好きでしたので…。ほぼ自分の年齢と同じ期間、次元を演じておられましたので、寂しくもあり、「お疲れ様です」という思いもあり、あの作品を描きました。

――「次元」のキャラの渋さや銃のリアルさなど、とても絨毯で描かれたとは思えない再現度の高さです。制作するにあたり、こだわった点は?

【あぎとぅさん】鉄っぽいものを描くのがとても好きなので、「銃口」には特にこだわりましたね。

――「絨毯アート」の制作には、どのくらいの時間がかかるのですか?

【あぎとぅさん】「次元」に関しては、20分くらいでしたね。ほかの作品も、おおむね10~30分程度で描いています。

――どういった道具を使って描いているのでしょうか?

【あぎとぅさん】指と手のひらと、使い古しのポイントカードを使って描いています。

――こんなに緻密に表現できるとは驚きです。「絨毯アート」をうまく描くコツはありますか?

【あぎとぅさん】縦・横・斜め、どちらにこすればどんな色が出るのかを把握すれば、みなさん描けると思います。あと、照明を真上から当てないようにすることもポイントです。

――そもそも「絨毯アート」を始めようと思ったきっかけは?

【あぎとぅさん】「絨毯に絵が描けそうだな」とふと感じたのと、あとは単なる暇つぶしですね。

――「次元」以外にも多くの作品を投稿されています。これまで制作された中で、特に印象に残っている作品を教えてください。

【あぎとぅさん】600作品以上は描いたと思いますが、細かくはもうわからないです。印象に残っている作品は色々とありますが、ドラゴンボールのヤムチャが倒れているものや、ガンダムの透視図みたいなもの、アキラの金田のバイクあたりですかね。ちょっと一番は決められないです。また、しょうもない意味不明なものも気に入っています。

――あぎとぅさんにとって、「絨毯アート」の魅力はどういったところでしょうか?

【あぎとぅさん】道具いらずで、気が向いたらすぐに描けることです。夕食の支度をしている間などに描けてしまいますからね。

――キャンバスが絨毯ということは、歩くと絵が消えてしまいます。「消すのがもったいない」という声も多く寄せられていましたが、躊躇することはないのですか?

【あぎとぅさん】生活動線なので、描いて写真に撮った後は、すぐに絨毯の上を歩いています。あと、寝るときに布団を敷くため、その際に確実に絵は消えますので、特に気にはならないです。描き終わった時点で、もう十分満足しています。

――今後、「絨毯アート」で手掛けたい作品や企画などはありますか?

【あぎとぅさん】たまに描くのですが、“立体的に見えるもの”を描くのが好きなので、そういうものを描ければとは思います。でも基本的には、“なんとなく描きたくなったもの”をサラッと描いていければと思います。