ORICON NEWS


SNSでの誹謗中傷や殺害予告… グレタがそれでも行動をやめない理由とは

  • LINEで送る

環境活動家、グレタ・トゥーンベリ=ドキュメンタリー映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』(10月22日公開)(C) 2020 B-Reel Films AB, All rights reserved.  

 世界で最も影響力を持つ環境活動家、グレタ・トゥーンベリ。その力強いスピーチで、人々の心を動かしてきた彼女の素顔に迫ったドキュメンタリー映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』(10月22日公開)より、本編映像の一部がWEBで解禁された。

【動画】映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』本編映像

 本作は、気候問題に関する専門的知識と揺るぎない覚悟を持ち、国連総長アントニオ・グテーレスやフランスのマクロン大統領、ローマ教皇など世界のリーダーらと議論を重ねていく様をもっとも身近なところで寄り添うように捉えていくと同時に、世界から注目を集める1年以上前から彼女に密着し、犬や馬と戯れるリラックスした姿のほか、アスペルガーの症状について冷静に自身で分析する姿、重圧と向き合い葛藤する姿、彼女のさまざまな行動を支える家族の姿も映し出すドキュメンタリー。

 公開された本編映像の一部は、SNS上でグレタに向けられた誹謗中傷を自身で読み上げる場面。彼女は、世界中での学校ストライキの火付け役となって注目を浴び、環境活動家のリーダーとして称えられる一方で、その強い口調から反感をもたれることも少なくない。グレタのもとには「アスペルガーの人は1つのことに固執しがち」、「ママの書いた原稿と泣き落としで訴えてもグレタの茶番なんて誰も気にしない」などのヘイトが容赦なく向けられる。

 彼女は取り乱すこともなく冷静に向き合うが、父・スヴァンテは大きな不安を感じている表情を捉えている。スヴァンテは彼女の意思を尊重し活動を支えているが、時には殺害予告にまで及ぶ手紙が届くようになり、応急手当講習を受けるほど危機を感じている。グレタは、両親が活動の継続を心配していることを理解した上で、批判の声に対して「私は気にしません。活動をやめて生じる結果の方が怖いからです」と語っている。ニュースで取り上げられる強気な姿の裏にある、グレタの葛藤と覚悟が伝わってくる。

 本編では、彼女が活動を始めるに至った経緯や素顔、周囲の反応や広がりなどを知ることができる。彼女が伝えたいことは何なのか。彼女は世界から注目される状況をどう感じたのか。私たちはこれからその思いにどのように向き合い、生きるべきか。SDGsへの関心が高まる今、彼女を知る最善のドキュメンタリーだ。