ORICON NEWS


山田孝之、村西とおる監督役で手応え「これが日本だ!」 武監督は対女優のハラスメント対策明かす

  • LINEで送る

『Netflixオリジナル作品祭』に参加した山田孝之 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の山田孝之が25日、都内で行われた『Netflixオリジナル作品祭』に参加。下ネタを連発し、満足そうな笑顔を見せた。

【動画】山田孝之、放送ギリギリ!?『全裸監督』に太鼓判「これが日本だ!」

 ポルノ業界を描いた名作『ブギー・ナイツ』(1997年)や、成功者の狂騒と転落を描いた『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年)など、これまでにも型破りな実在の人物がさまざまな形で描かれてきた。本作は、1980年代のバブル時代に “AVの帝王”と呼ばれた村西とおると仲間たちを中心に、村西を利用しようとする者、敵対する者、執拗(しつよう)に追う警察など、一癖も二癖もある人物たちとの攻防を、ユーモアたっぶりに深く描き出す、一大エンタテインメント作品。

 村西役に山田、村西の相棒的存在・荒井トシ役に満島真之介、村西が裏社会で躍進するきっかけを作る出版社社長・川田研二役に玉山鉄二、厳格な母親を前に本当の自分をさらけ出せず苦悩する大学生で後に村西がAVの帝王となる最大の要因と言っても過言ではないAV女優・黒木香役に森田望智が配役。武正晴総監督がメガホンを取っている。

 冒頭のあいさつで「村西とおる役の山田孝之です。ナイスですね!」と、なりきって笑わせた。脚本の感想については「村西さんの人生を8話で描いている。やっていることが、めちゃくちゃ。ワクワクしました」と語った。満島は「お話をいただいたときに『山田孝之主演』と『全裸監督』。一つ返事でした。やらないワケがない」と快諾したそう。玉山は「よくこの企画が通ったなというのが第一印象。黒船と言われているNetflixが日本にやってきて、意気込みを感じました」とうなずいた。

 満島は「玉山さんが初っ端のシーンから…」と衝撃的な場面を紹介し「台本にも書いてない。どうしたらいいんだと思った」と玉山の魂の演技に驚きの声を上げた。山田は「台本は拳を握ってましたけど、何を握ってました?」と意味深な質問をしてニヤニヤ。照れる玉山は「アンダーグラウンドからメジャーに成り上がっていく。平凡な男が村西に出会って、今までの対極にあったエロを知って大成功を収める。そのためのシーン。奥が深いです」と力説していた。

 期待の新生ながら体当たりで伝説のAV女優役に挑んだ森田は「AVの撮影シーンはホントに嫌で、みんなインフルエンザになって延期しないかなと思った」と吐露。それも武監督が躊躇(ちゅうちょ)も恥じらいもなく、リハーサルから喘いで演技指導をしたそう。

 「仕事ですから」と武監督が赤面する中、森田は「なんで、こんなに恥ずかしがっていたんだろうと思った」と武監督の熱演で踏ん切りがついたことを明かしていた。そんなシーンを経て、森田は成長。武監督は「ビックリしますよ。ここにいる4人はびっくりした。普通な人間から、どんどんトランスフォームしていった」と成長ぶりを語った。

 また、昨今はコンプライアンスに厳しい風潮。ちょっとしたことでもセクハラになり、撮影中は細心の注意を払ったそう。武監督は「ハラスメント講習を受けた。受けて、この作品やるのは、どうすれば…」と悩んだが「1つだけ頼りなのは『リスペクトすればいい』と言われた。とにかくリスペクトを忘れないようにという演出を、特に女性にはしました。難しかったです」と苦心したことを明かした。

 そして、同作は190という数の国に配信されるため、山田は「大丈夫ですかね。仕事なくなるかもしれない」と苦笑いを浮かべ「オリンピック中止にならないかな」と心配すると、満島は「それか別の競技が増えるかですね」とちゃちゃ入れし、“厳重注意”を受けていた。

 最後に山田は「ホントに撮影を終わりたくないと思った。20年ぐらいやってますけど、この空間、このキャストとまだまだいたいと思った」と思い出に残る作品となった。そして「コレが日本だ、と。さっき台湾のメディアにも言っちゃいました。みなさんも、そういうもんだと思って生きてください」と勝手に宣言していた。