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東野幸治、テレビ界の規制にも淡々「不満は何もない」 MCとしての“自主規制”とは?

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テレビ界の規制について語った東野幸治 (C)ORICON NewS inc.

 お笑いタレントの今田耕司と東野幸治がMCを務めるAmazon Prime Videoのバラエティー『今田×東野のカリギュラ』シーズン1のDVDが、27日より発売。番組名の「カリギュラ」とは“禁止されるほど試してみたくなる心理現象”を指しているが、その言葉通りに「東野狩猟企画」「うちの親は大丈夫! 母ちゃん、オレオレ詐欺選手権」「自作自演やらせドッキリ」といった刺激的なラインナップが並んでいる。ゴールデンタイムのMCも担当するなど、地上波の“ど真ん中”でも活躍している東野はテレビ業界の変化をどう捉えているのか。その胸の内を聞いた。

【写真】DVDを手に笑顔でアピールする東野幸治

 「テレビの規制が厳しくなり、昔に比べて過激さが減っている現状に物足りなさを感じる芸人たちが力を発揮する」をテーマに据えた「自作自演ドッキリ」。この企画を通して、自身の思い出が頭をよぎったという。「前に東国原(英夫)さんが宮崎県知事選に出馬するということで、僕が代わりに(ビート)たけしさんの『お笑いウルトラクイズ』に出演したことがあったのですが、クレーンを使って逆バンジーで、森三中の大島美幸が飛んでいったんです。ブラジャーとパンティーだけで泣きながら『わー』って言っていたんですけど、すごく楽しかったんです(笑)。そういった、放送後に反響があるようなものは、今では時代の規制も厳しくなって、なかなかできないですから、今回は『どうぞ、ご自由に自分で一番かかりたいドッキリをやってください』ということでやってもらいました」。

 しかし、地上波を取り巻く現状を嘆いているわけでもない。「若手の頃からダウンタウンさんと一緒にやらせていただいたり、たけしさんの『元気が出るテレビ』があったり、ある意味規制がゆるい、あの時代にやっていたものと似たことが『カリギュラ』でもできているので。確かに『昔はこんなんできていたな』という気持ちもあるんですけど、今の地上波でも、スタッフが知恵を絞りながらやっていて、編集技術はおそらく昔より優れているでしょう。規制の中で何とか面白いことをやろうとしている方もいらっしゃいますし、今はネットでは自由にやれていますけど、この中でまた淘汰されたり、ルール作りがあったり、いろいろ規制も出てくるでしょうからね」。

 スタッフから指示があるわけではなく、自主規制する部分もあるという。「今のテレビのバラエティーに携わっていると、自分の方からブレーキをかけて『スタッフさん、これいいんですか』と様子をうかがうこともあったりしますね。みんな、だんだんとそんなふうになってきていて、例えば自分で『私はオネエで~』と自己紹介するのは問題ないけど、我々からそういうふうに紹介するのはダメで『〇〇さんは~』と名前でお呼びしています。若林(正恭)くん、設楽(統)くんといった厳しい時代の中から出てきた芸人さんの方は、乱暴な言葉遣いをしないですよね。やっぱりちゃんと時代にマッチしているというか、優れていると感じますよ」。その上で、自身のスタンスをひょうひょうと明かす。

 「地上波への不満は個人的には何もないです。時代の流れなので、それに抗う必要もないし、僕が例えば25歳くらいだったら抗いますけど、もう51歳ですから、抗って9年経ったら60歳ですよ(笑)。僕はなびいていきます。ヘコヘコしていきます」。

 『カリギュラ』で思い出に残っている出来事を聞くと、ふっと口元がゆるんだ。「シーズン2もバラエティーに富んでいろいろやっていて、ノブコブの吉村(崇)くんが火の鳥になって、飛んでいくんですね。それもすごくキレイでカッコよくて、くやしかったので、最終回は僕も火の鳥になったんです。その時は、まだとろサーモンの久保田(かずのぶ)くんも元気はつらつでした…。なんか、あの騒動でいろんな人がコメントしている中で、擁護したのはオレしかおれへんなと(笑)。アイツも今なぜかわからないけど、謎の謹慎をしているから、アイツが一番シーズン3を待ち望んでいると思います。シーズン1と2ではいろいろ文句を言っていますけど、シーズン3では絶対に何でもやると思いますよ。『今も、前のような口がきけますか。何か大変らしいですね』と聞いてあげたいですね(笑)」。