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仮面女子・川村虹花、“武闘派アイドル”へ「限界まで突き進みたい!」 リハビリ中のメンバーへの想いも

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“武闘派アイドル”の開拓者になりたいと語る川村虹花

 アイドル・川村虹花。「さいたまスーパーアリーナ」単独ライブで1万5000人を動員し、“最強の地下アイドル”と称される「仮面女子」の中心メンバーだ。そんな彼女にはもうひとつの顔がある。昨年末、総合格闘技イベント「DEEP JEWELS18」にアイドルとして初参戦を果たし、プロの総合格闘家としてデビューした。なぜアイドルが戦うのか? 秘めていた思いを本人が語った。

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■アイドル界唯一、総合格闘家の誕生

「私が“仮面女子”としてデビューしたのは2012年、16歳のとき。ファンのみなさんに応援していただき、当時からとても充実した毎日でしたから、高校卒業後は進学せず、この活動に専念することを決断しました。でも、20歳を過ぎて、高校の同級生たちがそれぞれの道を歩き始めているなかで、“焦り”のようなものを感じたんです。何か新しいことに挑戦したい、と思い始めました」

 自分に何ができるのか……。もともと体力には自信があり、グループ内でもダンスパフォーマンスのキレの良さに定評があった。そこで、思いついたのが「総合格闘技」だったという。

「お母さんが格闘技の大ファンで、若い頃はプロレスラーになりたいという夢をもっていたと聞いていたので、その夢を私が叶えられたらいいなと思いました。あと、テレビで格闘技イベントのRIZIN(ライジン)を見ていて、女性選手たちの鍛え抜かれた体型に憧れをもちました。いまだかつてアイドルで総合格闘技に挑戦した人はいないから、これはアイドルとしての自分にとっての“打撃力”になるのではないかと思ったんです」

■「アイドルだから格闘技をなめている」とは思われたくない

 セミプロとして初参戦した女子格闘技イベント「DEEP JEWELS18」までの準備期間は、10カ月ほど。結果は3-0で判定勝ち。この試合が契機となり、総合格闘家としてのプロデビューを果たした。アイドルと総合格闘家の二足のわらじは、体力的にも精神的にも厳しいのではないだろうか。

「きつくない、といえばウソになります。正直、ヘロヘロです。でも、本気で頑張らなければ、結果は残せないと思っています。“アイドルだから格闘技をなめている”とは思われたくないし、本気でぶつかり、厳しいトレーニングを乗り越えた結果として試合に勝ちたい。挑戦するからには、応援してくれるみなさんのためにも、ちゃんと実績を見せたいと思っています」

 就寝は深夜3時頃、朝から晩まで毎日予定が詰まっていると明かす。

「月曜から土曜まで、ジムで朝から14時くらいまでトレーニング。そのあと、秋葉原の常設劇場で夕方からライブ2本に出演するので、帰宅はだいたい深夜24時すぎで、そこからステージ衣装やトレーニングウェアなど、ものすごい大量の洗濯をします。就寝は3時くらいです。地方ライブから明け方に戻って来て、ジムに直行という日もあります」

 そのモチベーションは「強くなりたい」という思いに尽きるという。プロとしての1戦目は敗れ、悔しいからこそ、「次は絶対に勝たないと」と心に誓った。「もともと負けず嫌いな性格なんです」と、笑う。

■“ビリ”から生まれたトップパフォーマンス

 ファンの人気投票によって、メンバーの人気ランキングが毎週発表される仮面女子のライブ。「毎日が真剣勝負。シビアな世界です」という。

「16歳で候補生から仮面女子に昇格したときには、最初は全然人気がなくて……。“ビリ”でした。でも、むしろそこから“やってやるぞ”という気持ちのスイッチが入りましたね。自分のライブ中のパフォーマンスの映像を何回も繰り返し見て、かっこよく見えるように動きをとことん研究しました。また、秋葉原でのチラシ配りやSNS発信も地道に続けました。やっと人気ランキング1位になれたときは、本当にうれしかったです」

■元気をくれるイガリの笑顔 いつかまた同じライブに…

 2018年4月、仮面女子のメンバーのひとり、猪狩ともかが強風によって倒れてきた看板にぶつかる大ケガを負い、「脊髄損傷による両下肢麻痺」で、車いす生活を余儀なくされることになった。この不慮の事故は、本人のみならず、ほかのメンバーにとっても大きなダメージとなったに違いない。

「どうして猪狩がこんなことに……!? と、最初はどうにもならない感情があふれてきて落ち込みました。初めて病院にお見舞いに行ったときには、どう声をかけていいのかわからなくて。でも、猪狩の方から、すごくたくさん話してくれて、逆に私たちメンバーが彼女から救われました。最初、猪狩は靴下も自分ではけない状態でしたが、つい最近は靴下もはけて、自分でできることがどんどん増えています。明るい笑顔でちゃんと前を向いて、リハビリをすごく頑張っている彼女は、勇気をくれる存在です」

 メンバー猪狩のおちゃめな一面も明かしてくれた。

「猪狩は私が出る試合もAbemaTVで見てくれていて、私が勝ったことをすごく喜んでくれました。最近の猪狩は”腕を鍛えて、虹花ちゃんに腕相撲で勝つんだ”と言っているらしいです(笑)」

 今後の目標は、格闘技イベントRIZINに出場すること。いままで誰も挑戦したことのない “武闘派アイドル”の開拓者として、その道を限界まで切り拓き続けたいと夢を語る。そして夢はもうひとつ。「早くまた猪狩とライブに立ちたいです。メンバー全員猪狩の復帰を待ってます」