うなる電動音 深場から強烈なシグナル 小名浜沖のマダラ

  • LINEで送る

 福島県小名浜沖のマダラが、秋の訪れとともに一気に食い出してきた。深場からの豪快な引きを楽しもうと、一週間前に「第八昇進丸」に予約を入れると、「二キロから八キロがトップで二十匹前後。外道にスケトウダラもハリ掛かりする」に胸が高鳴った。「お造り、ナベで絶品。十匹は釣ってやる」と釣友四人を誘って「いざ小名浜」へと駆け付けた。

 午前三時半に港に到着。座はジャンケンで、千葉グループは右舷に決まった。埼玉勢の六人は左舷で「千葉VS埼玉の勝負だ」と四時に船のもやいが解かれた。ポイントまで航程は二時間あまり。漁場に着き、オモリ三百五十号、胴突き三本バリ仕掛けにエサのサンマ、イカを付けスタンバイ。船長の「はい、入れます」の声が掛かり、「プー、プー」の音でトモから順番に投入を開始した。

 二百三十八メートルで着底。糸フケを取り、タナを一メートル切ると「ゴツン、ググン」の明確なアタリ。全員ヒットしたようだが、当方が真っ先にスイッチオン。「ギュウウーン」と重そうな電動のリール音が船中にこだました。海面から浮上したのは、三キロのマダラと良型スケソウのダブル。大ドモのベテラン師は三キロと四キロのマダラ一荷釣り。左隣の友は五キロの大型。全員が「してやったり。スタートから快調」と笑みをこぼす。

 二投目もサオ先が「ククン、ククン」とおじぎ。三投目も「ガッ、ガツン」と力強い引き。九時すぎまで入れ食い状態で二キロから七キロを十匹ゲットし、大型クーラーが半分うまった。ノルマを達成させ、遅い朝食のオニギリをパク付き、ひと息入れたのである。

 同沖のマダラは秋が深まるこれからが本番。同魚はお造り、ナベ、ムニエル、シャブシャブといずれも美味。捨てるところがない絶品料理なのだ。「小名浜の深場でマダラにチャレンジ」。この秋、一番おいしい釣行が期待できる。

 船宿は「第八昇進丸」(電話024-692-4416)。出船は午前四時。沖上がりは午後三時。料金は一万五千円。(K)

今週の見出し

飯岡沖で狙えるアイナメ
ハナダイ(コマセ・生きエビ)も数釣り