初のLT釣行に満足 観音崎沖のタチウオ

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 ルアーで狙うタチウオは何度か経験はあるが、ライトタックル(LT)は初挑戦。「面白いよ」と聞いて準備していたタックルがやっと日の目を見る日がやってきた。同じく初挑戦の釣友、鶴岡明さんに連絡を入れると「やってみましょう」と二つ返事。意気揚々と本紙ニュース提供店の浦安「吉野屋」へ向かった。

 朝6時30分に宿に到着。受付をしている四代目の吉野眞太朗店主にあいさつをして仕掛けと氷をもらう。桟橋で岩渕裕介船長操舵のタチウオ船に乗り込むが、週初めのウイークデーだというのに片舷13人ずつの総勢26名だ。さすが老舗の船宿とタチウオの人気の高さが窺(うかが)える。

 左舷胴の間になんとか並んで座らせてもらう。レクチャーしてくれたのは、吉野屋のタチウオ釣りでは、右に出る者がいないと言われる星清則さん(40=江戸川区)。一から教えてもらった。

 「今日は大潮で潮の流れが速い、2本バリではオマツリが増えます。1本にしましょう」「一番大事なのがエサ付けです。サバの短冊の縫い刺しですが、水中で回転したら食いません。真っ直ぐに付けてください」と手本を示してくれた。「誘い方は、チョンチョンと水面に向けた竿先をシャクリ、リールを半回転か1回転させる。アタリがあっても合わせず、ググッと引き込むまで誘い続けてください」。「とにかく釣れる確率の7割はエサ付けで決まります、頑張ってください」。

 当方のタックルは2メートルのLTタチウオ竿。小型電動リールに道糸PE1号。オモリは60号。鶴岡さんは2・3メートル、通常のタチウオ竿で電動リールには道糸PE3号。オモリは80号。

 定刻にもやいが解かれ、航程1時間20分の観音崎沖を目指す。天気は曇りで日差しがないので、疾走する海面の風は涼しいくらいだ。

 ポイントに到着すると20隻以上の船団が形成されていた。「ハイッ、どうぞ。水深は65メートル、60~50メートルまで誘ってください」と、船長のアナウンスで一投目。10メートルごとに色分けされている道糸を注視する。潮が速く糸が斜めに出ていく。7色目で着底、リールのメモリは多少の誤差がある。

 シャクリ1回でリールを1回転して誘う。指示ダナまで巻いたら、また落とし込んでこの繰り返し。しかし、一投目は当方と両隣の4人でオマツリだった。それぞれが慣れているようで落ち着いて対処している。ほどき終わると「すみません」「ありがとうございます」と双方から声が掛かる。「お互い様ですから」の精神は気持ちがいい。

 さ、気を取り直して再投入。当方の右隣は東京都足立区の佐々孝志さん(58)と香緒里さん。沖釣りはベテランの夫婦だ。香緒里さんが早々に良型を釣り上げたので被写体になってもらった。続いてご主人の佐々さんもゲットしたので「ハイッ、ポーズ」。

 船長がマイクで「小刻みなシャクリ1回でリールは半回転にしてみてください」と、誘い方をアドバイス。当方の竿に「コツコツッ」のアタリがあり、そのまま数回誘っていると「グッ、ググーン」の強い引きにすかさず電動リールのスイッチオン。シルバーメタリックに輝く80センチのタチウオとご対面。コツをつかんだ鶴岡さんも90センチ、美しい魚体の“サーベルフィッシュ”を取り込んでいた。

 本日の釣果は65~100センチのタチウオが0~17匹。外道にサバ。竿頭は星さん。今シーズンすでに40~50匹オーバーを、何度も体験しているベテランが17匹と厳しい中、日報組は初挑戦ながら5匹ずつ獲れたので十分満足できる釣行だった。

◆岩渕裕介船長の話

 「潮速く二枚潮でした!魚が掛かると潮で流されてオマツリしてしまう。ゴメンナサイの一日でした」。

 釣況と乗船予約は吉野屋、電話047-351-2544まで。(小金井考和)