総竿の釣遊記

釣り歴45年の総竿さんは、千葉市在住。房総の海を熟知したベテラン釣り師の釣行記と釣り場紹介などを随時掲載します。


年末年始の海況に期待 大原沖のフグ釣り 【総竿の釣遊記】

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 昨年、いすみ市と大原遊漁船組合が共同主催する「海釣りフェスタ」フグ釣り大会に参加。30センチを平均に35センチ超の大型を交え37匹釣ったのは記憶に新しい。今年の大会には参加できなかったが3日後、釣友4人と出漁した。

 取材協力船は、外房フグのパイオニア・鈴栄丸(本紙釣りニュース提供船)。前日、ホームページを開くと一宮シラウオ漁の網に大量の良型フグが混じったとのブログを確認。

 出船は4時50分。一桁台の気温で冷え込む中、未明の空に輝く凍て星を仰ぎながら大海原へ出港した。海況はベタ凪(なぎ)。間隔の広いウネリに揺られながらの道中は昨年の武勇伝「竿が折れるかと思ったよ」、「エッ、そんなに大きいの?」…。良型フグが上がっている一宮沖到着は5時25分頃。「ハイッ、やってください」でカットウ仕掛けを一斉に投入。手の甲を上にして小刻みな空アワセを入れる…。フグが付けたアオヤギエサに気が付くのだろか? 真っ暗闇の中、1匹釣り上げるまで半信半疑はいつものこと。「均衡を破るのは誰ですかね?」右隣で竿を出す伊藤良夫に語り掛けながらも竿を握る手に全神経を集中。先手を取ったのは伊藤さんで20センチのレギュラーサイズをゲット。続いて「ファ」竿先からナツメオモリ(25号)で作ったカットウ仕掛けのテンションが消えた小生に。とどめのアワセを入れると「ググンッ」リーリングへの抵抗は「ググ-ッ」水深10メートルの浅場からダイレクトに伝わる強い引きは最高にうれしく、幸せな時間だ。釣友諸兄の視線を浴びながら25センチ級の良型を手中にした。その後、爆釣モードではないが、間隔をあけながらの入れ食いモード突入。伊藤さんと交互アタリがつづき1時間ほどでツ抜け釣りを達成した。

 前日の釣果は35センチ級の大型がほとんどで46匹だったと言う。この分でいくと50匹ペースと思われた。

 しかし、日が差し始めると序盤の勢いが消えペースダウン。より早くマックス(70匹)釣りを達成すべく船長がポイント移動を繰り返した。そして、動きの悪い底潮に見切りをつけ風任せの横流し釣りや実績のある釣り場でスパンカーを立てての縦向き釣りと試行錯誤。濃い緑色をした水色に不釣の予感はあったが、サービスの味噌汁を頬張りながら竿を振った。しかしアタリは無く、再び一宮沖へ踵を返す事に。ビッグウエーブを待つサーファーと睨めっこしながらの釣りだったが、序盤の勢いに戻ることなく小生22匹の釣果で沖上がりとなった。竿頭は常連の鈴木さんで46匹とのこと。

 適度な潮流、安定した水温、凪日和はフグ釣りでそろえたい3条件。年に数回あるかないかだが、海況安定する年末年始に期待か。

 釣況と乗船予約は大原港・鈴栄丸、電話0470(62)0351。

 (総竿)