5周年記念展覧会

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 市原市鶴舞の「ギャラリ-二つ返事」に向かう。JR稲毛駅から下りの快速に乗って五井駅で降り、小湊線に乗り換え上総牛久駅で降り、それからバスの予定だったが、体調不十分で、友人に哀願して千葉の自宅から送迎してもらう。

 画廊は鶴舞の千葉県循環器センター2階にある。上がってみると、5周年を迎えた「星かづを和紙絵展」が、和気あいあいの観賞ム-ドに包まれていた。

 大方の目線の先に『白川郷』があった。綿密なロケの末に、映像を目から心にうつしたメルヘン作品で、風雪に耐える頑丈さよりも「けなげさ」を伝え、かわいい!と声に出す女性もいた。

 民芸紙を液状のノリで処理し、合掌造りの板張りの壁とする。また溶かした白紙を小さく丸めて、雪景色を積み上げていくが、微妙な雪の汚れや、光の屈折による変色も考慮に入れた、細心の手腕といえる。さらに上部の紺青の空が、さりげなくアクセント的効果をかもしていた。

 次の異色作品『ドリームフラワー』は、実験作品といえるだろう。

 「工夫・努力しても、真紅の花が咲かない」

 と嘆くあやめ生産者に、では和紙絵の世界で咲かせましょう、ということで制作されたという。

 イメージが一新される真っ赤なあやめの花に、きりっとした、クラフト作品にも通じる「美」を見る。...