2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

田中明美ピアノ会

 良い人に会うとうれしい。生きていてよかったと思う。

 その人が才能持ちだったらなお幸せ。ただしこちらと同分野でないことを願うが。

 千葉市立越智小学校(校長・池田十三男先生)では、例年「芸術鑑賞会」が開かれていて、今年はピアノ演奏会だった。

 ピアニストの田中明美さんは、青森市出身で、現在は千葉市緑区越智町在住ということ。私とは初対面だったが、共通の友人である青森市の長谷川孝典氏が、書面で懇切に仲介してくれて、いまは憧憬に似た親しみさえ感じている。

 その日の午前十時、田中明美さんに会い、期待のピアノを聴くべく越智小学校を訪ねた。

 笑顔のやさしい女先生に迎えられ、ふっと、心が和む。後で教頭先生だと知り、その若々しさに驚いた。

 廊下を案内されると、各教室の戸口に、担任先生のスナップ写真が張り出されていて、親しみを覚えた。

 会場の音楽室は満員だった。全校生徒百二十人と、その家族(主にお母さん)の顔が輝いて見えた。

 入るともなしに本番に入ったサロンふうのコンサートは、妖精の微笑を持つ田中明美さん=写真=の自然体のトークが心地よく、体育館でなく音楽室を選択した意図がうかがえる。

 そして演奏。

 「話の後で聴いたら、これまで聴いたのとは違う感じがした」

 楽しくて、感動的で、見事な田中明美さんのピアノ演奏会だった。

 東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業、パリ留学、第四回長崎音楽コンクール一般部門金賞、第四回PIARAピアノ・コンクール一般部門最優秀賞ほか、田中さんはあまたコンクール入賞を果たしている。

 新年(二〇〇八)二月三日(日)午後二時、千葉市美浜文化ホールで、ブラームスを主としてピアノリサイタルが予定されている。 ...


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