祝・手づくり25回

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 早いもので、児童養護施設「平和園」(星一男園長先生)名物・手づくりコンサートも、この夏で第二十五回を迎えた。

 一年に一ぺんずつ、つまり二十五年間続いていることになる。

 きっかけは、親と離れた孤児たちの奮励にあったようだ。

 園には新しい父(園長先生)がいる。母(奥様先生)がいる。兄・姉の先生がいる。何よりも多くのきょうだいがいる。

 父・母・兄・姉・きょうだいらが、部屋の隅にしゃがみこむ新入生を、ゼロ歳から十八歳までの家族員として迎え取り、そしてコンサート勧誘も、親と別離後の孤児癖のしっぽ切りとして行う。

 なかなか馴染めないタイプもあるが、性に合ってチームを引っ張るタレント質も出てきて、いまや歌・演奏・ダンス・アクションのすべてが、学芸会の域を超え、客席も満員の盛況となった。

 初期のころは、まばらな女性客が、親にめぐまれない子らの演技に、ハンカチを使いながら声援を送っていたが、いまは音楽家である星園長先生の指導もあり、鏡子(奥様)先生以下のお客様動員も成り、超満員の客が喚声のままにステージを楽しんでいる。

 第二十五回記念公演のテーマは『花咲く地球(ほし)に響くハーモニー』で、メーンはオリジナルミュージカル「ボクらのテーマパーク」ということ。...