18錠半の内服薬

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 餅屋は餅屋という。だが現代人は、餅屋でなくても餅は搗くし、能書きも言う。

 私は一昨年からずっと病院通い、医院通いをしているが、時に診察室の前で待機する間に、中の医療談話を聞くことがある。

 病状について、診療について、あるいは薬餌について、専門用語を交えてとうとうと対話している。医師同士かと思っていると、やがて診察室から出てくるのは患者である。

 現代は、餅屋でなくても餅を搗く社会のようだ。だからといって私には餅が搗けない。診察室に入っても、ハイ、ハイ、とうなずいているだけで、そしては医薬分業の薬局に足を運び、袋いっぱいの薬をもらってくる。

 外科・内科の薬を合わせ飲んでいた時は、一日分の薬が手の平に山盛りになった。かつて今東光さんが、茶碗一杯の薬種をもてあそぶテレビ画像を見たことがあるが、私の薬種もほぼ近かった。

 新年(2009)に入って、外科・整形外科の治療は一段落したが、内科だけでも薬種は少なからず、内訳を記してみる。

 朝=アダラートCR錠(血圧を下げ、狭心症の症状を改善する)ディオバン錠(血圧を下げる薬)ガスターD錠(胃酸やペプシンの分泌をおさえ、胃・十二指腸潰瘍の症状を改善する)マグラックス錠(胃酸を中和し、また便秘を改善する)ガスモチン錠(慢性胃炎に伴う胸やけや吐き気の改善薬で、消化管の運動を促進させる)以上計五錠。

 昼=マグラックス錠とガスモチン錠で計二錠。

 夜=メバロチン錠(高脂血症薬で、コレステロールの合成を抑える)アダラートCR錠ディオバン錠ガスターD錠マグラックス錠ガスモチン錠そしてワーファリン錠(血液を固まりにくくし、つまり流れをよくし、血栓症の治療および予防に用いる)で、実はこのワーファリン錠が私の服用薬のメーンということだ。...