ロータリーで卓話

 ロータリークラブやライオンズクラブからお声が掛かると、引っ込み思案の私も、いそいそと出かけて行く。30分の卓話が気楽に思えることもあるが、それだけではない。

 クラブのメンバーのお顔が見たい。特に笑顔が見たいのだ。メンバーの笑顔は固有であり、つくっていない。自分の人生をそれなりに肯定している笑顔で、人のよさが修正なしに伝わってきて、うれしくなる。

 朝ぶろから出て、出かける前にさっと、ロータリークラブの機構についてさらっておく。

 ▼実業家や専門職業人による国際的社交団体で、国際親善と社会奉仕を目的とする。1905年アメリカに始まる。

 午前11時、会場のオークラ千葉ホテルに向けて出発したが、胸裏に一粒の不安の種がはさまっていた。

 今日のテーマは「人心をI・Tが仲介する時代」ということで、パソコンもインターネットもダメな講師の、ひそかなイジケ話になるのではないか?

 会場に着くと、たくさんの笑顔が迎えてくれる。つくり笑顔ではない。昔ふうに言えば「ぬくもり」の見える笑顔だ。私は温風に包まれる心地だった。

 案内されたテーブルにつくと、少時、おしゃべりを楽しむ。千葉日報に連載中の「わたしの徒然草」を話題にして、エールを送ってもらったりした。

 同席の榊原行夫会長さんが、成田高のOBということで、話題が高校野球に及ぶうち、12時30分、オープニングの点鐘。

 国歌、ロータリーソングを歌唱。次いで、自らを正す4項目の「試問」を復唱する。(1)真実かどうか(2)みんなに公平か(3)好意と友情を深めるか(4)みんなのためになるかどうか?・・・


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