犬吠の太郎を詩作 高村光太郎(2)

 大正元年の夏、犬吠埼の旅館「暁鶏館(ぎょうけいかん)」に宿泊していた光太郎は、デカダンな気持ちに陥っていた。発表場所の少ない彫刻より油絵にひかれたり詩に没頭したりと、自己表現を求めて模索と苦悩と焦燥に ・・・

【残り 555文字】



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