【PR】世界が認める「一流学位」努力も一流だった 武蔵大の学生、PDP挑戦の道のり

日本で学びながら英国の名門・ロンドン大の学位を取得できる武蔵大の教育プログラム「PDP」。相当な勉強量が必要とされるが、地道な努力が就職活動の際に外資系企業から高く評価されている。学位を取得した学生にこれまでの道のりや将来の展望を聞いた。

<少人数教育で知られ、「ゼミの武蔵」の異名をとる武蔵大(東京都練馬区)>
<少人数教育で知られ、「ゼミの武蔵」の異名をとる武蔵大(東京都練馬区)>

 日本の大学生は海外の大学生と比べて勉強しないとしばしば批判されるが、「単なる偏見に過ぎない」と言われる日も近いかもしれない――。

 日本で学びながらロンドン大の経済経営学士号を取得できる武蔵大の教育プログラムをご存じだろうか。学位取得には相当な勉強量が必要とされるが、だからこそ学生が得られるものは大きいという。学位を取得した学生にこれまでの道のりや将来の展望を聞いた。

 「ハードな大学生活になると聞いていたが予想以上だった。途中でやめようかと思った時期もあった」。

 今秋、ロンドン大の学位を取得した4年生の女性(卒業延期制度利用中)は、ロンドン大と武蔵大との「パラレル・ディグリー・プログラム」(PDP)を履修した4年間をこう振り返る。

<ロンドン大の学位を取得した4年生の女性。「マーケティングの授業が好きで、洋菓子店に行ってもつい経営的視点で商品を見てしまう」と苦笑する>
<ロンドン大の学位を取得した4年生の女性。「マーケティングの授業が好きで、洋菓子店に行ってもつい経営的視点で商品を見てしまう」と苦笑する>

 「ハード」と言うのには理由がある。

 カリキュラムはロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)が設定し、授業はロンドン大から登録された武蔵大の教員によって英語で行われている。LSEはロンドン大を構成する著名カレッジの一つで、経済学分野で世界トップクラスと評されている。

 「授業の質が高いので毎日の予習や復習は必須。最低3~4時間は勉強しないとついていけなかった」と女性は打ち明ける。

 試験の作成や採点もLSEが行う。日本の大学生にはなじみの薄いエッセー形式の問題が出題され、理論の正確な理解に基づいて論述しなければ突破は困難という。

 こうした厳しい水準についていけず、2015年に履修を始めた1期生19人のうち学位を取得したのはわずか2人。2期生も学位を取得したのは23人のうちこの女性を含めて4人にとどまる。

 3期生以降はノウハウの蓄積もあり、試験の突破率が向上している。しかし、PDPの責任者を務める鈴木唯教授は「試験前の間に合わせ程度の勉強では難しい。学位を取得した6人に共通しているのは、4年間継続して勉強をやり抜いた意志の強さだ」と明かす。

<PDPの教壇に立つ鈴木教授。「学生をロンドン大の試験に合格させるため、教員にとってもPDPはプレッシャーだ」という>
<PDPの教壇に立つ鈴木教授。「学生をロンドン大の試験に合格させるため、教員にとってもPDPはプレッシャーだ」という>

 それだけに、国際水準の授業を通じて学生が得るものは大きい。

 女性は「英語力はもちろん、経済や経営の専門知識を深いレベルで学ぶことができた。さらに、どのように学べば効率が良いか自分で考える力がついた」と喜ぶ。

 来春からはIT企業でシステムエンジニアとして働く。「夢は日本と海外のエンジニアや顧客をつなぐブリッジエンジニアになること。PDPで培った英語力や知識を生かしたい」と意欲を語る。

 PDP履修者の多くが就職活動の際に外資系企業から高く評価されているといい、鈴木教授はその理由を次のように分析する。

 「日本の大学生の中には、『課外活動や遊びを通じてコミュニケーション能力を育んでいる』と言う学生もいるが、やはりレベルの高い勉学でしか身につかない能力がある。そういった地道な努力を外資系企業の方が高く評価するようだ。日本企業でも同様の傾向が出てくれば、競争力回復の契機の一つになるのではないか」。

 武蔵大では22年度に「国際教養学部」(仮称)の設置を構想しており、新学部でPDP履修生を現在の2倍の55人程度に増やすことを検討しているという。PDPは日本の高等教育に一石を投じる存在になるのか、今後も目が離せない。

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