話題づくり日々挑戦 「弱小球団」で奮闘  千葉ロッテ広報・梶原紀章氏 千葉政経懇5月例会

千葉政経懇話会5月例会で講演する梶原紀章氏=21日午後、千葉市内のホテル

 千葉政経懇話会5月例会は21日、千葉市中央区の三井ガーデンホテル千葉で開かれ、プロ野球・千葉ロッテマリーンズ広報の梶原紀章氏が「千葉魂 マリーンズ挑戦の日々」と題し講演。球団の魅力発信へ奮闘ぶりを紹介した。

 ベンチに掲げられた背番号『26』のユニホームはファンの象徴。プロ野球でベンチ入りが許されるのは25人まで。「選手とファンがともに戦う精神を忘れてはいけない」と原点を力説する。

 読売ジャイアンツや阪神タイガースのような全国区と比べ「資金力も乏しい弱小球団」のマリーンズ。「生き残るためにはひたすら挑戦が求められる」と日々、己に斬新な話題づくりを課す。

 新聞記者からの転身。豊富なアイデアから生まれた成功例は枚挙にいとまが無い。統一地方選をヒントにこの春作製したポスターは、個々の選手が候補者さながらスーツ姿で『公約』を提示。多くのメディアに取り上げられた。

 プロ野球ではおなじみの始球式では、雨天中止にもかかわらずモノマネ芸人による史上初の『無観客試合始球式』が奏功。「日本のメディアは“初”に弱い」とその戦略を明かす。

 球団の魅力は選手ばかりではない。90歳元漁師による幕張限定の天気予報から、69歳の現役打撃投手、果ては“25年連続出場”の専属ウグイス嬢まで。「裏方にもスポットを当てる」ことでファンのハートをつかむ。

 本紙毎週火曜掲載のコラム(講演と同タイトル)は好評を博し78回を数えた。「千葉日報に書くことに意味がある。五百回、千回と続けマリーンズを千葉に定着させたい」。38歳やり手広報マンの挑戦はまだまだ続く。