「景気回復、期待できる」 県経済同友会・佐久間代表幹事が講演 千葉政経懇2月例会

 千葉政経懇話会2月例会は18日、千葉市中央区の三井ガーデンホテル千葉で開かれ、県経済同友会代表幹事で千葉銀行頭取の佐久間英利氏が「2013年の経済展望」と題し講演した。

 各国の政治状況など不確実性は高いものの、「基本的にはリーマンショックに始まった世界不況からの回復過程にある」とまず全体を俯瞰(ふかん)。

 中でも日本経済については、大胆な金融政策を掲げる安倍政権への期待感は大きく、「今年はデフレ脱却など構造改革に向けた最後のチャンスの年」と力を込めた。

 ただ、「アベノミクス」と呼ばれる経済対策に対し個々には注文も。「行き過ぎた金融緩和は通貨の信認が損なわれる」とし、極端なインフレリスクを懸念。

 公共事業など20兆円規模の緊急経済対策についても「圏央道(首都圏中央連絡自動車道)や外環道のように真に成長につながる投資が必要」と、県内事業を引き合いに効果をよく吟味するよう求めた。

 2013年の経済展望では、公共投資や住宅投資の増加、消費増税前の駆け込み需要に加え、参院選前にGDPを上げるさまざまな手が打たれると予測。「今年の景気は期待できる」と見通した。