日本製鉄東日本製鉄所の谷潤一所長は18日、県庁で記者会見し、同製鉄所君津地区(君津市)の排水を検査した結果、2019年2月から22年4月まで、基準値を超える量の有害物質シアンを少なくとも計39回検出していたにもかかわらず、県に報告していなかったと発表した。谷所長は「近隣住民や関係者に心配、迷惑を掛け、誠に申し訳ない」と謝罪。「重篤な事案」との認識を示したが、県に報告しなかった理由は「原因究明する」と述べるにとどめた。県は報告内容が不適切だったとして、18日から立ち入り検査を始めた。
シアンは水質汚濁防止法の規制対象で「不検出」が環境基準になっている。今年6月に液体が製鉄所から近くの川に流出、川の水が赤っぽく変色し、魚の死骸が浮くなどして問題となり、同社が自主測定を行ってきた。
これまでに3カ所の排水口からシアン流出があったと発表していたが、今回新たに東京湾...
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