2019年4月27日 05:00 | 有料記事

妻子が殺害され放火された社長宅。取り壊され現在は防犯・防災拠点施設が建てられている=松戸市常盤平6
「地獄絵図だった」。自宅で目の当たりにした光景に、マブチモーター社長の男性(69)は言葉を失った。2002(平成14)年8月、社長の妻(66)と長女(40)が殺害され、自宅に火を付けられる強盗殺人、放火事件が発生。宅配業者を装い押し入った男2人の犯行だった。
◆犯人像絞れず
まだ真夏の暑さが厳しい同5日午後4時前、松戸市の新京成電鉄常盤平駅から約1キロの閑静な住宅街で、樹木に囲まれた白塗り洋風造り2階建ての社長宅1、2階の一部を焼く火災が起きた。
火はすぐに消し止められたが、社長の妻が1階居間で、長女は2階寝室で遺体で見つかり、首にネクタイが巻かれ、顔に粘着テープが貼られるなどしていた。遺体や周囲にガソリンがまかれ火が付けられ、現金数十万円と1千万円相当の貴金属がなくなっていた。
社長は当日、妻と長女が好きなケーキを予約していた。食べられることのなかったケーキは、妻の誕生日と重なった告別式で霊前に供え ・・・
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