イオンリテール（千葉市美浜区）は、市川市市川南２に都市型ショッピングセンター（ＳＣ）「そよら」を来春開業する。京葉ガス市川工場跡地で開発が進む「リーフシティ市川」の中核商業施設として整備する。県内での「そよら」の出店は２０２４年に開業した成田ニュータウン店に続き２店舗目。

　核店舗は食品、日用品などを販売するイオンスタイル。生活必需品を扱う専門店もテナントとして入り、日々の暮らしを支えるワンストップ型の商業拠点を目指す。完成後は隣接する広場でイベントの開催も計画しており、子育てファミリーの交流の場とする。店舗面積は３９６７平方メートル。

　市川駅南口から徒歩７分の京葉ガス市川工場跡地では、三井不動産や野村不動産などの共同事業体が大規模複合シティ「リーフシティ市川」の開発を進めている。１１月にはシニア向け住宅「オウカス」が開業。２９階建てのタワーマンションや運動場、広場などの整備も進み、全体の完成は来年１２月を見込んでいる。

（粕谷健翔）