2025年7月30日 13:31 | 有料記事

市原市内に開設された避難所=30日

いすみ市役所に避難する市民ら=30日

海水浴場では警察官らが避難を呼びかけた=30日午前、いすみ市
ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする地震に伴って30日に全国各地に発表された津波警報を受け、九十九里や外房、内房各地域の自治体は避難所を開設した。防災行政無線などを通じて沿岸部にいる住民をはじめ、海水浴客や釣り客らに高台への避難を指示するなど対応に追われた。
午前9時半すぎ、館山市では津波警報を周知するサイレンが鳴り響いた。いすみ、勝浦、館山、南房総、富津、市原、各市と鋸南、御宿、一宮各町、長生村などの自治体は避難指示を発令。学校や公民館などに避難所を開設した。
◆旭市、高台避難で車混雑
東日本大震災による津波で甚大な被害を受けた旭市飯岡地区では、高台の飯岡刑部岬に上がる道路は避難する車で混雑。飯岡漁港から沖へ避難する漁船もあった。
長生村では、こども園の園児らが近くの小学校の上階に避難した。
◆いすみ市役所は満車
いすみ市では市民が高台にある市役所に避難し、午前11時の時点で90人に達し駐車場も満車状態に。このほか、市立大原中に約 ・・・
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