印西、データセンター新設計画に波紋 中心市街地“侵出”で岐路 騒音心配、撤回求め住民運動

イオンモール千葉ニュータウン店前のデータセンター建設予定地=22日、印西市
イオンモール千葉ニュータウン店前のデータセンター建設予定地=22日、印西市
国の各省庁担当者に実態に即した対応を要望した白井市の住民ら=5月23日、東京都(長島さん提供)
国の各省庁担当者に実態に即した対応を要望した白井市の住民ら=5月23日、東京都(長島さん提供)

 デジタル化の進展に伴い需要が急増するデータセンター(DC)を巡り、一大集積地の印西市で駅前一等地への新設計画が4月に明らかとなり、波紋を広げている。これまで市内へ次々と進出し税収増の恩恵をもたらしてきたが、今回は商業施設やマンションが並ぶ中心部に“侵出”してきたとの受け止めが続出し、市長が懸念を表明する事態にまで発展した。騒音や排熱など生活環境への影響から計画撤回を求める住民運動も熱を帯び、「DC銀座」とうたわれた先進地は街づくりの岐路に立っている。

(池田和弘)

 北総線千葉ニュータウン中央駅から徒歩数分の距離にある「イオンモール」。その隣の駐車場跡地に4月3日、新たなDC建設計画を知らせる掲示板が「突如として」(市民)現れた。

 高さ52・7メートルの地上6階建て、延べ床面積約3万平方メートルで、予定工期は2026年1月~28年2月。完成すれば、隣接する22年12月建築の15階建てマンションの高さを上回る。事業主は三井物産の子会社などが出資する「印西ファイブ特定目的会社」(東京都千代田区)。

◆市長も懸念表明

 「私としては、この場所には、地域の状況にふさわしい施設が整備されるべきであり、それはデータ ・・・

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