商業施設で子どもたちと食事中、隣の席の男性に異変… 肉がのどに詰まり窒息状態、教諭夫妻が的確な救命処置 「仕事柄、気にかけていた」「必死で講習思い出した」 習志野市消防本部が感謝状

鈴木消防長(左)から感謝状を贈られる鈴木夫妻=習志野市
鈴木消防長(左)から感謝状を贈られる鈴木夫妻=習志野市

 のどに食べ物を詰まらせ窒息状態になった80代男性に的確な救命処置を行い命を救ったとして、習志野市消防本部は、船橋市在住の県立特別支援学校市川大野高等学園教諭、鈴木優さん(36)と妻で小学校養護教諭、優さん(40)に感謝状を贈った。仕事の関係もあり救急救命の知識がある鈴木夫妻。夫の優さんは「備えをしておくことで、緊急時に冷静に対応できると感じた。男性が元気になり良かった」と笑顔を見せた。

 同本部などによると、鈴木さん夫妻は昨年7月7日昼ごろ、習志野市内の大型商業施設で子どもたちと食事中、隣の席にいた80代男性の異変に気付いた。肉をうまく飲み込めないようで、夫の優さんが声をかけ苦しそうな男性の背中をたたいたりさすったりする一方、妻の優さんが男性 ・・・

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