バスケ文化創造へ前進
昨年は、プロバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の千葉ジェッツふなばしの新拠点となる大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO―BAY」(ららアリーナ東京ベイ)が完成しました。開幕戦では声援を送る観客の熱気、プレーに対する感動が強く伝わってきました。これぞ現代社会が求めているスポーツ文化ではないでしょうか。地域全体で盛り上がり、当協会が掲げる「バスケットボール文化の創造」に一歩ずつ近づいてきていると実感します。
協会が関係する大会が県内各施設で開かれており、バスケットボールの全国高校選手権(ウインターカップ)の県予選決勝は「ららアリーナ東京ベイ」で開催しました。出場した選手は、プロの施設を利用することで、第一線で活躍するアスリートを身近に感じ、憧れ、目標にもなり、観客は観戦する魅力を十分に味わったでしょう。
各種スポーツは学校の体育がルーツ。アリーナ種目は、一昔前まで観戦する文化がなく、バスケットボールの会場となる体育館で観戦スペースはまれでした。一方で、海外のアリーナでは外履きのまま入場して観戦することが常識。北欧のある国では、小さなアリーナでも観客席があり、国旗を掲揚できました。教育現場でも、プレーせずともスポーツを楽しめる施設が求められていると強く感じます。
バスケットボールの裾野拡大へ、昨年からU6(6歳以下)とU8(8歳以下)のカテゴリーで毎月キッズイベントを開催しています。ファーストスポーツとしてバスケットボールに触れてもらう狙いです。ただ、少子化が進む中でバスケットボールに特化することは避けようと考えています。例えばバスケットボールとサッカーの体験を用意し、両競技のドリブルに挑戦してもらい、どちらが自分に合っているか選んでもらえたらいいですね。当協会と連携協定を結ぶ江戸川大学の学生などキッズを指導するサポーターが増えており、各市町村の協会が独自にキッズイベントを開いてもらえれば開催回数も増えて理想的です。
スポーツを通じて子どもを健全育成するには、良い指導者の育成が欠かせません。県内にいるバスケットボールの指導者約3千人に対して講習会を開いてレベルアップを図り、コンプライアンスの徹底を図っています。
国内3番目のプロスポーツとして2016年にBリーグが発足してからバスケットボールのレベルが上がり、アリーナで観戦する文化が広がり、本拠地とする地域でにぎわいが創出されるなど大きな変化が起きています。バスケットボールのみならず、スポーツは「プレーする」「観戦する」「支える」があってこそ成立し、文化となります。
県内には小学生から社会人まで約3万人のバスケットボールプレーヤーがいます。Bリーグで活躍できる選手は一握り。いずれ指導者やサポーターになってもらい、大好きなバスケットボールを通じて地域活性化につなげてもらえればと思います。
一般社団法人千葉県バスケットボール協会
◇住所 船橋市西船4―18―14西船スカイマンション701号室
◇☎047―401―1581
◇事業概要 バスケットボールの普及・振興、競技力向上のための事業。指導者・審判員の育成と養成、大会や競技会の開催



