子育て世帯への支援を加速
近年のコロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻で物価が高騰し、新築住宅の価格が高止まりしています。県内の住宅着工戸数は2023年4~9月で前年比10・9%減。このうち持家が同16・1%減と大きく落ち込んでいます。多くの事業者から価格上昇が受注減を招いているとのご指摘もいただいていますが、新築住宅の価格が低下に転じる要素は今のところ見当たらず、中古住宅の価格も上昇。注文住宅の検討層が建売住宅に流れ、建売住宅の検討層が中古住宅に流れていると推測されます。
こうした中、昨年11月に成立した補正予算において、少子化対策の一環として、子育て世帯や若年夫婦世帯に対して、子どもの人数等に応じて金利を引き下げる「【フラット35】子育てプラス」を新設しました。また、金利の引下げ幅を従来の最大年▲0.5%から最大年▲1.0%に拡充することとしています。
「【フラット35】子育てプラス」の適用は本年2月13日の資金受取分からとなることから、多くの方にご利用いただけるよう関係先の協力を得ながら周知活動に注力してまいります。
また、2018年から2023年までの県内市町村の人口推移をみると、都内を通勤圏とする県北西部では人口増があるものの、その他の地域では人口減がみられます。
こうした人口減少、移住支援、空き家対策などさまざまな地域課題に対応するため、市町村の財政的支援とセットで金利を引き下げる「【フラット35】地域連携型」では、県内26市町村と連携しています。
これまで、多くの自治体関係者と接した経験から、地域活性のためにはまずは住民の皆さ
まに「定住」していただき、地域の魅力を再発見していただくことで地域の活力を維持・向上させることが「移住」者を呼び込むことにつながるのではないかと考えています。
当機構は高齢者対応にも注力しています。一般に60歳を超えると住宅ローンを組むことが難しくなると言われていますが、こうした高齢者が快適に安心して暮らせる住環境を整備するため、提携金融機関による【リ・バース60】の供給を支援しています。原則60歳以上の方が自宅のリフォーム、建て替え、住み替え等をする際に利用できる住宅ローンで、毎月のお支払いは利息のみ。元金はお亡くなりになられた後に相続人の方から一括返済いただくか、担保物件の売却代金で返済いただく仕組みです。
当機構が全国300以上の金融機関と提携する【フラット35】は昨年で20周年を迎えました。
今後も千葉県の住まいづくりに貢献し、「住まいのしあわせを、ともにつくる」存在であり続けられるよう、誠実な姿勢で皆さまの声に応え、歩んでまいります。
独立行政法人 住宅金融支援機構
◇本店住所 東京都文京区後楽1―4―10
◇☏0120―0860―35
◇事業概要 全期間固定金利の住宅ローン【フラット35】の提供等を通じて省エネルギー性能等で一定の基準を満たした質の高い住宅の普及支援、災害で被災された方の住宅再建の支援、高齢者が安心して暮らせる住宅の整備の促進、老朽マンションの建替え支援など





