停電時の生活支える HEV車 PHEV車 BEV車 FCEV車 【千葉県オールトヨタ】

ハイブリッド車から電力を供給するデモンストレーション=県庁

 環境に優しく低燃費で、快適な移動手段として人気のハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(BEV)燃料電池車(FCEV)。この4車種は電力の供給が可能で、近年相次ぐ自然災害による停電時では、スマートフォンの充電、空調機器や調理器具などの電源として活躍する。現代の生活には電気は不可欠。トヨタ自動車では災害時の備えとして4車種の普及や活用を進めている。

◆4〜6日分の電力供給


 県内のトヨタ自動車ディーラーなど8社で構成する「千葉県オールトヨタ」(千葉トヨタ・千葉トヨペット・トヨタカローラ千葉・ネッツトヨタ千葉・ネッツトヨタ東都・トヨタレンタリース千葉・トヨタレンタリース新千葉・トヨタモビリティパーツ千葉支社による共同体)では、災害に備える取り組みとしてHEV車、PHEV車、BEV車、FCEV車を活用した「防災給電」を推奨している。

◆家電の複数使用も

 ﹁防災給電﹂は、災害などによる停電時に車を電源にして日常生活を継続できるようにするトヨタ自動車のプロジェクト。停電時に給電車から電力を供給すれば、照明はもちろん、調理器具やスマートフォンの充電、空調機器も利用できる。普段はエコな乗り物、災害時には電源として活躍する。電力を供給できる車種はコンパクトカーやミニバン、セダンなど多彩なラインナップがそろっている。

 例えば、プリウス(2・0L)が外部供給できる電力量は、一般家庭なら約5・0日分(ガソリン満タン時・消費電力400ワット時)。最大出力は1500ワットで、スマートフォンを約4800回分充電、LED電球の点灯約6900時間分、電気ストーブ稼働約64時間分、IH炊飯器40時間分の容量となっている。これら複数の電気製品の同時使用も可能だ。

◆換気の良い場所で使用

 給電をする際、エンジンが作動する場合があり、排出ガス対策のため換気の良い場所に駐車して使用する必要がある。

◆3日分の家庭の備えを

※出典 経済産業省「平成28年熊本震災への対応と災害対応体制の構築に向けた取組」

 災害発生から3日間は人命救助が最優先となり、ライフラインの復旧・支援物資や道路の補修などはその後になる。家庭では3日分の暮らしを維持する食料や日用品などが必要となる。

◆災害の備えに必要な物資
●飲料水3日分
 ▽1人1日3㍑が目安
●食料3日分
 ▽アルファ米など、ビスケット、板チョコ、乾パンなど
●日用品
 ▽トイレットペーパー、ティッシュペーパー、マッチ、ろうそく、カセットコンロなど
 ※大規模災害発生時は「1週間分」の備蓄が望ましいとされている。
 ※飲料水とは別に、トイレ用などの生活用水も必要。日頃から水道水を入れたポリタンクの用意や、風呂水を常時張る備えが役立つ。

◆非常用持ち出しバッグの内容例(人数分の用意を)

●飲料水、食料品
 ▽カップ麺、缶詰、ビスケット、チョコレートなど
●貴重品
 ▽預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など
●救急用品
 ▽ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など
●防災グッズ
 ▽ヘルメット、防災ずきん、マスク、軍手
 ▽懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
 ▽衣類、下着、毛布、タオル
 ▽洗面用具、使い捨てカイロ、ウエットティッシュ、携帯トイレ
 ※乳児のいる家庭はミルク、紙おむつ、哺乳瓶など

◆被災時に給電車を貸与 県と協定、避難所や施設

協定書を手にする熊谷知事(前列の右から2人目)と千葉県オールトヨタ各社代表=県庁

 災害による大規模停電時に避難所や施設などに電源を供給して被災者を支援しようと、千葉県オールトヨタは一昨年6月、千葉県と「災害時における外部給電可能車両等の貸与に関する協定」を締結した。県内市町村が被災した際、外部給電可能なPHEV車やHEV車など最大337台を貸し出し、スマートフォンの充電や扇風機、ストーブなどの利用を可能にする。

 協定では、市町村からのPHEV車やHEV車の要請を県が取りまとめ、オールトヨタに連絡。オールトヨタから市町村にPHEV車やHEV車を貸与する。1台の車から家庭用で最大4〜6日分相当の電力が得られる。IH炊飯器や照明用の電源、スマートフォン充電など同時に合計1500ワット以内で使える。

 県内は、2019年の令和元年房総半島台風で鉄塔や電柱、送電線がダメージを受け、最大で約64万件の大規模停電が発生し、復旧まで2週間超を要した地域もあった。住民はテレビやラジオ、スマホが使用できなくなった影響で情報過疎に陥ったり、電気のない不自由な生活を強いられるケースが多発した。

 この過酷な経験を受けて両者は協定を締結。停電時でも避難所や施設に「発電機」を直接届けるのと同じ役割を果たす「外部給電可能な車両」を県内全市町村に貸与できる枠組みを整えた。県内にはオールトヨタの店舗が246店あり、災害時の被災者支援や復興支援へ全面的に協力する。

 県庁で行われた締結式で熊谷俊人知事は﹁電力を必要とする地域に機動的に電力を届けることは重要﹂と協定の意義を強調。千葉トヨタ自動車の出野祥平社長は「トヨタ8社で貸し出し可能な台数が増やせた。災害時に役立ててほしい」と地域貢献を約束した。

◆あらゆるシーンで電力確保

約4〜6日、電気が使える。突然の停電でも、日常を奪われない。
消費電力が400Wなら約4〜6日分の電力供給が可能。長時間停電が少ない日本では、大きな安心になります。※車種によって異なります。

停電中でも、灯りも食事も情報も。1500W使える。

停電時に、灯りはもちろん、食事・情報を同時に得ることも可能。さらに暑さや寒さもしのげます。クルマが、家族みんなの停電時の生活を支えます。

HEV、PHEV、BEV、FCEVからも給電可能。給電対応車種、増えています。

災害が多発する時代、大切な給電機能。だからこそ、コンパクト、セダン、SUVなど様々なクルマで、もしもの災害に備えることが可能です。

「クルマde給電」で、おうちに接続。停電時でも電気を使える家に。※クルマde給電はトヨタホーム㈱の商品です。

クルマから、おうちに電気を供給できる「クルマde給電」。新築でもリフォームでも外観を大きく損なわず、災害時にご自宅での安全が確保できる場合には、ストレスの少ない在宅避難も可能になります。

さらに、移動する電源としてアウトドアがもっと楽しくなる。

使い方は、非常時だけにとどまりません。山・川・海など、あらゆる場所でクルマが電源になるのでレジャーの楽しみ方がグンと広がります。※AC外部給電システム(ヴィークルパワーコネクター) を利用

クルマ給電で変わる、もしもの暮らし詳しくはこちらから

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