バスケ文化創造を目指す 千葉県バスケットボール協会 専務理事 事務局長 大野健男氏 【千葉のトップが語る2023】

  • インタビューに答える大野健男氏

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バスケ文化創造を目指す

 当協会最大の目標は「バスケットボール文化の創造」であり、社会貢献のできる団体を目指しています。

 基本理念は「バスケットボールの普及・育成・強化を図り、県民の心身の健全な発達と地域の活性化に寄与する」です。スローガンは「SHOOT FOR THE FUTURE(未来への挑戦)」としています。

 具体的なミッションは①各連盟・市町村協会と連携を強化②ジュニア期のチームとの協力体制を確立し、競技力の向上を目指す③積極的な指導者及び審判員の養成活動④プレイヤーとサポーターの人口拡大⑤トップリーグと協業態勢の確立⑥メディアと連携し県民へのサービスの向上⑦ITを活用しバスケットボールと県民とのつながりを深める⑧スポンサーとの協力により事業の拡大を図り、よりよいバスケットボール環境を目指す⑨基本理念及び活動理念を実現するために協会関係者が一致団結ーとしています。

 バスケートボールは国内にプロリーグがありますが、認知度は野球やサッカーには届きません。そこで2014年からプロバスケットボールチームの千葉ジェッツふなばしの試合開始前の会場で、高校生の大会を有料で開催してきました。イベントの要素を加えないと試合の価値は上がりません。選手のモチベーションが上がって好ゲームも多く、毎年恒例となりました。

 指導者の養成に力を入れています。一貫性を持って選手を育成するのが指導者の責任で、協会加盟チームで指導する方々にはコーチの資格取得を必須としています。一方で、暴力や暴言による指導の根絶を進めており、委員会を設置して組織的に取り組んでいます。

 昨年末のサッカーW杯で日本代表が活躍した記憶が新しい中、今夏には沖縄などを会場にバスケットボールW杯が開催されます。認知度アップにつなげ、そしてプロチームの「千葉ジェッツふなばし」と「アルティーリ千葉」を県全体で応援する環境を整えて競技の価値向上を図ります。

 今後もスポーツ界の目指すべき指針「する」「観る」「支える」を体現し、バスケットボールに携わる人々が生き生きと楽しめる環境づくりを行うためにも、「感謝の気持ち」と「協力」を持ち続け、宝物である協会関係者や会員と理解し合い協力しながら各事業への挑戦を続けます。

千葉県バスケットボール協会

◇住所 船橋市西船4―18―14西船スカイマンション701号室
◇☎047―401―1581
◇事業概要 バスケットボールの普及・振興、競技力向上のための事業。指導者・審判員の育成と養成、大会や競技会の開催

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