迷走まさかの降格 柏レイソル 【2018千葉県勢スポーツ年末回顧】(2)Jリーグ 

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最終節、G大阪戦の試合終了後、スタンドには厳しい言葉が並んだ横断幕が掲げられた=1日、三協F柏
最終節、G大阪戦の試合終了後、スタンドには厳しい言葉が並んだ横断幕が掲げられた=1日、三協F柏
東京Vとの開幕戦に敗れ肩を落とす千葉の選手たち=2月25日、味スタ
東京Vとの開幕戦に敗れ肩を落とす千葉の選手たち=2月25日、味スタ

 柏は昨季の4位から17位と大きく順位を落としJ2降格が決まった。2試合目の横浜M戦で今季初勝利をつかむも勢いは続かない。5月12日の川崎戦、今季2度目の連敗を喫したところで下平監督を解任。加藤ヘッドコーチを監督に据え再起を期したが、W杯の中断明けに4連敗とつまずく。状況は好転せず、11月10日に2度目の監督交代に踏み切った。

 2度の交代劇を間近で見た岩瀬監督は「練習で準備していたものがピッチで出せなかった」と苦い表情で語る。大宮から加入した江坂は9得点と活躍。一方で小泉、亀川ら新戦力が思うように力を発揮できなかった。

 昨年リーグ最少の33失点だった堅守は姿を消し、失点は54。失点が増えた背景には主力の負傷がある。GK中村が2度の離脱。中山も7月から13試合に渡り欠場。センターバックとボランチをこなし、チームに欠かせない存在となった21歳の離脱は痛かった。「波に乗りきれなかった」。最終節後に選手が口々に語った言葉が苦境を象徴していた。

 岩瀬監督就任以降、33節と最終節を連勝で終えたことは明るい材料となる。「自分たちの良さを出せた2試合」(伊東)。選手たちは手応えをつかんだ様子だった。

 来季はネルシーニョ氏が5年ぶりに監督として復帰。4季に渡り福岡で指揮をとった井原氏もヘッドコーチとして帰還した。再スタートを切るチームに注目したい。

◆失点増で最低順位 ジェフ千葉

 J2千葉も過去最低の14位と苦しいシーズンだった。昨季は終盤に7連勝と勢いに乗り昇格プレーオフに滑り込んだ。今季への期待が大きかっただけに物足りない結果に終わった。

 アルゼンチン人のエスナイデル監督が志向する攻撃的なサッカーで、リーグ2位の72点を奪ったが失点も72。勝ち点を取り切れず順位が伸び悩んだ。

 来季へ向けてクラブは監督の続投を発表。10番を背負った町田は松本へ移籍する。一方で得点ランキング3位の19得点を挙げた船山と契約を更新。元日本代表佐藤寿の18年ぶりの復帰も発表されるなど明るい話題もある。

 21日現在、守備陣の補強が進んでいないのは気がかりだ。得点を奪えても失点を抑えなければ昇格は見えてこないのは今季で実証されている。