第2クール始まる 千葉ロッテ石垣島キャンプ

  • LINEで送る

特守のノックを受ける千葉ロッテ・鈴木=石垣市
特守のノックを受ける千葉ロッテ・鈴木=石垣市
ブルペンで投げ込む千葉ロッテ・森
ブルペンで投げ込む千葉ロッテ・森
シート打撃で二塁打を放つ千葉ロッテ・バルガス
シート打撃で二塁打を放つ千葉ロッテ・バルガス

 千葉ロッテは7日、沖縄県石垣市でキャンプ第2クール初日の練習を行った。4、5日と同じくシート打撃を行い、有吉、二木、大谷、田中靖、酒居、岩下が登板した。野手は三木が本塁打を放ち、バルガス、角中、井上、鈴木らが安打を記録した。ドラフト1位新人の藤原(大阪桐蔭高)は無安打だった。

 シート打撃を見守った井口監督は、実戦練習でまだ安打が出ていない藤原について「良い当たりはしている。結果はそのうち出ると思う」と語った。9、10日に行われる台湾プロ野球ラミゴとの交流試合では「(2試合のうち)どちらかは先発で起用する予定」と明かした。

◆「負けて終わりたくない」 鈴木、正三塁手へ闘志

 「勝負を掛けられて、負けて終わりたくない」と闘志を燃やす男の掛け声が、夕方のメイン球場に響いた。千葉ロッテの鈴木は全体練習後に約1時間の特守を行った。3年連続で全試合に出場中の29歳は、根元1軍内野守備走塁コーチからのノックを終えて「三塁の守備はまだ2年生。ここで止まってしまうようでは駄目」と汗を拭った。

 プロ7年間で全試合に出場したのは計5シーズン。2016年までは遊撃、17年は二塁、18年は三塁と守備位置を転々としながら、チームを支え続けた。だが、8年目の今季は新外国人で16年本塁打王のレアード、2年目のドラフト1位の安田と正三塁手の座を争う立場だ。実戦形式の練習で2人と競い続ける鈴木は「逆境をはね返せば、これからもっとやっていける」と語る。

 7日のシート打撃では安打を放ち、守ってはドラフト1位新人の藤原(大阪桐蔭高)が放った三遊間の打球を横っ跳びで捕球。首脳陣に結果でアピールした。連日遅くまで室内練習場に残る背番号7は、この日も特守を終えると若手と交じって打ち込んだ。「どうなっても後悔しないように、と思って今やっている」。勝負の年へ、覚悟を示した。

◆故障克服の森「充実」

 「充実している」。千葉ロッテの育成選手、森はブルペン入りして約35球を投げ込んだ後に全力投球できる初のキャンプの感想を語った。プロ2年目の19歳はドラフト指名時に抱えていた左膝の故障を克服。今季中の支配下登録を目指す。

 宮崎・都城商高時代は最速145キロの直球を武器としていたが、3年夏に膝の軟骨がはがれる故障を負った右腕。けがを抱えながらプロの門をたたき、入団会見時は松葉づえ姿だった。リハビリの日々を続け、全力で投げられるようになったのは昨年の球宴明け。それでもオフには台湾でのアジア・ウインターリーグに参加して経験を積んだ。

 このキャンプでは4日にシート打撃に登板し、6人の打者と対戦。1安打に抑えて「1軍の打者と対戦できて濃い一日だった」と振り返った。背番号123は「まず1年間、けがをせずやり切ることが目標」と意気込んだ。

◆バルガス“初安打”

 千葉ロッテの新外国人、バルガスが実戦形式練習での初安打を放った。シート打撃で大谷の直球を捉えて右中間へ二塁打を放ち、「良い感触だった。コンタクトを大事にして、ミートすることを心掛けた」とうなずいた。

 「まだ練習の段階なので感情の変化はない。今は日本の投手のタイミングをつかんでいるところ」と冷静に語った米大リーグ通算35本塁打の長距離砲。それでも「最初よりは良いタイミングをつかめている」と柔らかな表情で手応えを口にした。井口監督は「一本出て本人もほっとしたと思う。打席を重ねて調子を上げてもらえば」と語った。