【千葉魂特別版 キャンプ日記】 休養与え終盤戦へ

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練習場から宿舎へランニングで帰る井口監督=13日、石垣

 体をイジメ抜く選手たちの動きを見て決めていた。井口資仁監督はこの日の練習を午前で切り上げ、午後はオフとすると決めた。その代わり、午前は濃厚なメニューを作った。2時間30分の徹底的な打ち込み。メイン球場、室内、サブグラウンドと3カ所をフル活用し、ひたすらフルスイングを課した。

 「だいぶへばっているように見えたからね。野手は肩を休めて今日はノースローデー。その代わりにひたすら2時間半のフルスイング。それだけに集中する日にしようと思った」

 ただそうはいっても午後からも室内にこもって練習をしてしまう選手もいる。だから、この日の午後と明日のオフを使って、しっかりと休養をしてほしいと考えた監督が指示したのは球場からホテルまで走って帰ること。宿舎に戻るのも練習メニューの一つとなれば、走って戻らざるをえない。「いつも遅くまで練習をしているのだから、たまには早く戻って、ゆっくりしろ」。言葉にはしないが、指揮官の優しさのこもったメッセージがあった。

 「みんな走る。だからコーチも走る。もちろんオレも走るよ」。コーチ会議が終わると半ズボンに着替え颯爽(さっそう)と飛び出した。約6キロの道のり。汗をかきながら次の第4クール、そして21日からいよいよ始まる対外試合のことに頭を巡らせ疾走した。若さあふれる指揮官の頭上には石垣島の青い空がどこまでも広がっていた。

 (千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)