2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

競り負け後なし CS1st 千葉ロッテ

◇ソフトバンク-千葉ロッテ第1戦(ソフトバンク1勝、13時、ヤフオクドーム、36077人) 
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千葉ロッテ 2 0 0 0 0 0 0 0 1 36
ソフトバンク 1 0 1 0 0 0 0 2 X 48
▽勝 スアレス1試合1勝 ▽S サファテ1試合1S ▽敗 内1試合1敗 ▽本塁打 清田1号(1)(千賀)デスパイネ1号(1)(千賀)2号(1)(サファテ)内川1号(1)(涌井)

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は8日、セ、パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が開幕し、パは同2位のソフトバンクが同3位の千葉ロッテに4-3で競り勝ち、セはレギュラーシーズン3位でCS初出場のDeNAが同2位の巨人に5-3で逆転勝ちした。9日の第2戦でソフトバンクは勝つか引き分ければ3年連続での、DeNAは勝てば初のファイナルステージ進出が決まる。

 ソフトバンクは2-2の八回に今宮の2点適時打で勝ち越した。千葉ロッテは一回に清田の先頭打者本塁打などで2点を先行したが、打線のつながりを欠いた。9日の先発はソフトバンクがバンデンハーク、千葉ロッテが石川と発表された。

 DeNAは1-2の六回に筒香の2ランで逆転。巨人はマイコラスが6回3失点と粘ったが、打線の援護がなかった。

 ファイナルステージは12日から始まる。リーグ優勝の広島と日本ハムが1勝のアドバンテージを持ち、6試合制で日本シリーズ進出を争う。

◆痛恨の2失点

 千葉ロッテは2-2の八回に2番手の内がつかまった。安打と四死球で無死満塁のピンチを招き、1死後に今宮の左前打で痛恨の2点を失った。試合後バスに乗り込む直前に、思わず拳を振り上げるしぐさを見せるなど、自分への怒りを隠せなかった。

 一回に2本のソロで援護をもらった涌井が「緊張感は投げていくうちに、日頃とは違うのが出てきた」と短期決戦ならではの雰囲気の中で7回2失点と粘った。それだけに痛い1敗となった。

◆苦手の千賀を攻略できず

 苦手な投手を崩すことはできなかった。千葉ロッテはレギュラーシーズンで7戦4勝を献上した千賀に先発全員となる12三振を喫した。「流れに乗っていきたかったが、そう簡単にいかない」と伊東監督。シナリオ通りだったが、やはり相手が一枚上手だった。

 ソフトバンクにはレギュラーシーズンで12・5ゲーム差を付けられ、直接対決でも8勝16敗1分けと圧倒されている。「後手後手に回ったら勝ち目がない」。監督は前日にそう話し、初回の攻撃を重要視していた。

 一回。清田が左翼席に先頭打者本塁打を放ち、4番デスパイネも右越えソロで続いた。80と本塁打数が12球団最少だった打線が、鮮やかな一発攻勢で主導権を握った。

 しかし、二回以降はゼロを並べられてしまう。「追加点を取れない。シーズン中からずっと同じ展開」と伊東監督。七回まで投げた千賀に、その後の安打は2本だけだ。

 9月27日の対戦で、八回途中9奪三振を許していた。速球派対策に投手との距離を縮めて打撃練習を行っていたが…。清田は「四球もそんなに出さないし、真っすぐも速い。追い込まれたら、あのフォークはきつい」と言葉を絞り出す。

 千葉ロッテはCSの最初のステージで敗退したことはない。一方で、2007年に導入されてからパのCSファーストステージは初戦を制したチームが全て勝ち上がっている。「接戦だった。悲観することなく、切り替えて」。第2戦へ、伊東監督は前だけを見据えた。


戦評

 ソフトバンクが競り勝った。0-2の一回に内川の二塁打で1点を返し、三回にも内川がソロを放って同点。八回は内川の安打を足がかりに満塁とし、1死から今宮の左前打で2点を勝ち越した。千賀の7回で12三振の好投が光った。ロッテは一回に清田の先頭打者本塁打などで先行したが、八回に2番手の内がつかまった。九回の反撃も及ばなかった。


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