井上、豪快2打点 プロ入り1号はランニングHR 千葉ロッテ

 プロ入り第1号は、まさかのランニング本塁打だった。千葉ロッテの「アジャ」こと、ドラフト5位新人の井上(日本生命)が、12日の紅白戦で大暴れ。白組の4番に座り、ランニング本塁打を含む2安打2打点と猛アピールした。

 第1打席で見せた大振りが、その後の打席に生きた。3球空振りの三振に仕留められたが、「どんどん振っていったことで(タイミングが)合ってきた」。四回2死二塁の第2打席は大嶺祐のカーブを豪快にすくい上げて左中間フェンス直撃の適時二塁打。続く第3打席では変則左腕、中後の直球を右中間深くに運んだ。

 その打球は雨に負けじと伸び、中堅・伊志嶺のグラブをはじいて右翼方向に点々と転がった。井上は115キロの巨体を揺らして本塁に滑り込みガッツポーズ。「上げてしまったけど、とにかく全力で走ろうと思った。三塁からホームまでは、覚えてません」と振り返るほど、無我夢中だった。

 伊東監督は「たいしたもの。振れるだけでも収穫と思っていたのに結果がついてきた」と喜び、2軍が鹿児島に移動する15日以降も石垣島に残して1軍キャンプに参加させる方針を決めた。

 白組の全得点をたたき出し、イチロー(ヤンキース)のものまねで知られるニッチローさんとも記念撮影した期待の新人。「そう簡単な世界じゃないですし、まだまだアピールしていかないと」と浮つくことなく表情を引き締めた。



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